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2016年04月30日

にこいち 空き状況

昨日のラストは腰痛すぎてクルマ運転できない、急患さんを迎えにいって施術してまた送っていって…

自律神経ガタガタな人多し。
積み重なった無理が、弱いとこにどわっと出る、この時期。

「全然頑張ってないのよ、部屋も散らかったままだし」と言っていても、からだは全部知っている。
頑張りすぎだってことを。

どうぞ、休めるときは休んでね。
うまく休めないときは、ご相談ください。動けるようにはしません。

ちゃんと、休めるようにします。

お知らせしています、GWのヨサにこいち、承れるお日にち、時間帯が限られてきています。

自律神経わやくちゃ、身体のめぐりわるいかたも、GWにからだを休める手立てのひとつとしても、整体と並んで有効な手段だと思っています。

体力次第やしんどさ具合ってのもありますが…
「整体、ヨサ、、わたしどっちがええんやろ?」ってかたは、御相談くださいね。

にこいち空き状況

30日 ご予約いっぱいです
1日  12時半、
2日  16時、18時半
3日  おやすみ
4日  18時
5日  17時半以降 
6日  9時半、12時、14時、16時
7日  12時半
8日  9時、11時、13時、16時、18時半以降

連休おやすみあんまりないやーん、て心配してくださる方もおられますが、大丈夫、合間合間でとってます。いつもありがとうございます。

昨日の午前中は毎年恒例の中池見に田植えに…。

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風がつよくて、寒かったけど…どろのあったかさ、ふるまいの団子汁にほっとしました。

投稿者 あつこ : 05:39 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月28日

GW恒例 にこいち!


ごめんなさい!お知らせぎりぎりになりました。
年末は勝手ながら見送らせていただいた、
恒例にこいちキャンペーン、復活です!

17日に土用入りして、18日間。
連休明けの立夏に向けて、
それぞれ来たる季節の準備。

夏に向けて、身体もダイナミックに動く時期!!
でもありますが、それが故のゆりもどし、
不安定な気候の影響で不調が訪れる時期でもあります。

土用、といいますと夏の土用(うなぎ食べる)が有名ですが、
春夏秋冬には1回づつ、土用という期間があり、
そのあいだはできるだけ無理せず養生につとめた方がよい
と古来よりいわれるその時期の過ごし方があります。

春の土用の養生は、できるだけ身体の中を巡らせ、
夏に向けて「緩めることのできる身体」にしていくこと。

コンビニにこのごろ、おいてあるチラシに
「春の土用」にうなぎを…
とありますが、胃に負担のかかりやすい、
デトックスの時期の春の土用に、
それはちょっとね、と思ったりするのですが…笑

まあ、毎日食べるものでもないので、
滋養食というよりも…

まあ、たまに食べるごちそうってな感じで…

せめて、よく噛んでおめしあがりくださいね。

特に湿度強い北陸の冬を過ごしていると、
気温が上がっても身体は冬モードから抜け出せず、
身体の外は緩まずカチカチ、中はどんより…。

梅雨にはすでに夏ばてみたいな症状が出たり、
気圧の波にあらがえない人も多いです。

今月のウノのエッセーにも書きましたが、
梅雨あたりに体調を崩しやすい人は、
気圧の波で頭痛や倦怠感などの体調を崩しやすい人は、
汗をかいて身体の中から湿気を追い出すことが、だいじです。

そして、ひきつづき、
汗を厭わず身体を動かすことを
順を追ってしていくことも。

毎年この時期のヨサにこいち。

意味のあるものだと確信して、
今年もおすすめします。

なんだか身体がぎくしゃく…
これで動いたら逆に怖いな、
という人にはまず、
整体やヨサなどでのウオームアップ。

そして、のびのび身体を動かせるようにして、
次の季節を迎えましょう^^

にこいちプラン
にこいちプラン+フェイシャル
にこいちプラン+オイルマッサージ

毎年恒例・ご好評いただいております
期間限定キャンペーン、【にこいちYOSA】。

「お肌がすべすべになった!」

「背中のニキビが減った!」

「肌が柔らかくてきもちいいって彼にほめられた!」

「体調がよくなった!」

「からだがぽっかぽか!」

「生理痛が楽になった!」

「不順だった生理がちゃんと同じ周期で来た!」

などのご感想を頂いています。

◎続けて入るとわかる、良さ(YOSA)!

→「にこいちプラン」とは…
ヨサに一度入るだけでもお顔はもちろん、
背中や二の腕など、クリームを塗っても
ざらざらしていたところなどが特に、
「お肌ってこんなにすべすべになるのか!」と驚きます。

さらに集中して入って積極的に身体を温めることで、
むくみがとれてすっきり&発汗効果でお肌すべすべ!

おなごのお悩みあれこれにうれしい、
ヨサの期間限定集中コースです♡

→にこいちのバリュー&メリットについて
① 本来なら1回に1パック使用していたハーブを、1日目終了後は煎じ液だけ持って帰って頂き、当方で冷蔵保存したものを翌日(2日目)も使用させて頂くことで、続けて入りたいお客様のご負担を減らす形としてお値引として還元いたします。開封して使用し、日にちが経ってしまうとハーブそのものが変質してしまうため、お日にちを空ける事は承れません。連続して2日のご予約をお願いします。

② 「原則としてハーブはお一人1つ、新しいものを開封して使用し、使い回さない」のがお客様へのお約束ですが、当コースはご本人様のものをご本人様の了解を得た上でヨサをリーズナブルに利用して頂くという趣旨のものです。(従来のにこいちより1回あたり50円から100円ほど値上げさせていただきましたが、それでも相当なサービス価格となりますので期間・人数限定とさせて頂きます)

★ヨサリラックス  60分×2 → 7,000円
★ヨサデトックス  60分×2 → 9,200円
※ 冷えの強い方、汗の出にくい方は、お腹の芯から温まるデトックスコースをおすすめします。

※ 続けて入る良さを解ってる方は
  【にこいち×2(2×4)】をどうぞ☆

じつは、この連続ヨサにフェイシャルを組み合わせてお申し込みされる方も多く…。
このオトクで効果いっぱいのコンボプランを、みなさまにあらためて提案いたします。

【にこいちフェイシャルについて】
一日めのヨサのあとに、パックで角質除去をし、オイルでお肌を柔軟化させて、二日めのヨサの蒸気を、じっくり浸透させましょう!お肌の透明感がアップして、お手持ちの化粧水がぐんぐん浸透します!

通常のヨサフェイシャルなら、1回あたりリラックスなら10500円・デトックスなら12000円に角質オプション1800円追加すると、それぞれ12300円・13800円のところ、ヨサにこいちプラン(2回)+フェイシャル施術6500円・つまりリラックス2回+フェイシャル13500円・デトックス2回+フェイシャル15700円で受けていただけます。(さらに通常は45分を60分で受けていただくのでさらにお得です)

悩み多い方は、にこいち×2プランで1日めと、3日めか4日めに2度集中ケアをするのもOK!2度めのお手入れはお肌のお悩みにあわせて美白(シミ対策)・リフトアップ(たるみ・小じわケア)などのケアを行います。
(その場合は6500円×2回分追加となります)

※ヨサフェイシャル施術は4日、5日のみとなります。
  ご予約の際ご相談ください。

季節の変わり目、乾燥して粉ふいて、肌がかゆかゆになる方…。
原因は古い角質かもしれません。

古い角質がいれかわらないまま、乳液やオイルで押さえ込んで、皮膚表面は要らないものの残留物が停滞…。
続けてはいると、その日の入浴で、手でなぞるだけで垢が浮き上がります。
綿やシルクのタオル、手のひらでやさしくこすると、びっくりするぐらい垢が!

そのあとはすこし保湿するだけでつるっつる!ひと皮むけます★
触られたくなる、すべすべ肌…あなたも!

ヨサ+オイルマッサージは1回+8000円で承っています。
親和性の高い高品質のスクワランオイルは、ライトなテクスチュアながら、うるおい感たっぷり。
お肌ぷりぷりになります!こちらもお得にご利用ください。

期間:4月29日~5月8日
(5月3日のみおやすみをいただきます。)

ご予約はメールまたはお電話で 

novak-master☆rm.rcn.ne.jp
(☆を@に替えてご送信ください)

0770(25)2666

投稿者 あつこ : 21:02 | コメント (0) | トラックバック

yosaに入ったあとが寒い


こないだ、はじめてヨサに入りに来てくださった方が、そのあと、寒くて、ちょっとね…とおっしゃってたので、ちょっと、過去の記事を(少し訂正もして)再掲します。

身体の反応にどういう意味があるのか…

「好転反応」ということばでうやむやにするのではなく、反応を通じて、身体に関心を向けてみてくださいね。

個人差のある「感性でどうこう」ではなく(それも大事にしなくてはいけないところですけど)、「もともと自分が持っている」ものをグレーゾーン、ブラックボックスに押し込んだまま、症状や情報にふりまわされるというのは非常にもったいない。

位置を知ること。
はたらきを知ること。
動きを知ること。

「あることを知る」と、知識と感性が足並みをそろえて、からだは、自分自身にフィードバックして、また新しい方向をむいていきます。

身体のこと、自分で説明できた方が、いろいろお得なんです。
つぎつぎと出てくる健康(美容)ビジネスの波に飲み込まれたり、いちいち踊らされて不要な消費することもぐっと減ります。
自分を知ることは、客観性も同時に得ることになります。

わたしもまだまだ、学びの最中。

日々、アップデートしながら、いっしょに考えて行きたいと願っています。

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ヨサを受けた直後、いちどき急激に寒気に襲われる方がいらっしゃいます…。

それは、いわゆる運動をし終えた時のクールダウン作用のようなものと考えていただければと思います。

具体的に申し上げますと、運動をしたとき、筋肉の緊張がほぐれることにより、また、自律神経のはたらきもあわせて、循環器系の機能が亢進します。

つまり、おおきな血管だけでなく今まで流れることがなかった狭くなった血管までをも拡張し、全身に血液をめぐりやすいやすい状態にします。

人は運動することによる筋ポンプの働きなどで循環器系の動きがよくなるのですが、それをとめたときにからだをクールダウンさせるよう、脳から神経をつうじて心臓や筋肉などに「休め!」という命令が出されます。

急激に新陳代謝が良くなった状態の人ほど、このクールダウンの反応は強く、寒気を感じるものです。

妊娠中や慢性な運動不足だったり、更年期や、不眠、鬱などで、神経系のお薬を飲まれている方、のまれているお薬が血液や体液の環流する機能を助けすぎて自力で適応できるちからが落ち、ヨサのみならず、こういった温浴や整体などの施術を受けたあとに体調をくずしたような感じがしてしまう、という方もいらっしゃいます。

ご自身の体力の許容範囲をこえてからだを温めすぎたりしたことで、神経系統がそういう指令を出してしまう、ということです。

かならずしも毎回ではなく、ムラがある、という方が多いのも、その時の女性ならではのゆらぎ、コンディションが左右するからなのかもしれません。

冷えるんだから長く温まるまで温めただけいいということではないので、そういうことが出やすい方は短めのコースでしばらく続けてみられるのが良ろしいかと思います。

ヨサのあとの身体調整(ヨサほぐ)もおすすめです。

不定愁訴に不定愁訴が重なり、症状だけに応じた薬だけが増え、ご自分ではいかんともしがたい(どうしてもできない、どうしていいかわからない)コンデイションを、ひとまずマイナスからゼロまで底上げするのが、ヨサや整体を通じての私の役目と思っています。

そうしてうまれた身体の余裕、心の余裕が、ご自身の手でやりたかったこと、あきらめてたことと結びついたとき。(それは運動でも勉強でも趣味でも)

そこからが、みなさまのLIFE(いのち、くらし)の本当の「スタート」がある、と信じています。

投稿者 あつこ : 19:55 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月27日

指1本でも、身体全体を見ます。

ツムツムにどはまり中の若い女性。


ここ最近、手の人差し指に、何かリングがはまったようなきもちわるい違和感がずっと続いてる…これ、なんとかならないでしょうか?とのこと。

膨腫感はなし。

仕事の合間、帰宅後、就寝時も布団の中でもずっとツムツム。

先に書いていただいた施術申込書の字は、かなり筆圧強い。

検査での立位体重を右にかけると、手の指もじわっと締まる。

右に長年の腰痛アリだけど、これはそんなものだから、
と、主訴にはあがらず。

うつむいてトボトボ歩く。

考えごとをすると顎が上がる。


この場合、手指はほとんど触れず、全身のバランスを見ます。

(時々、スケールテストのために指の開き閉じを何度かしていただくのみ)

からだ全体のちぐはぐ、バラバラな動きをひとつひとつ、まとめて、動きのつながりを引き出す。と、ゆびのみならず、全体が脱力。

足関節、骨盤から立ち上る脊柱の位置の再確認、横隔膜から下に伸びる脚。肩甲帯の動き。首はどこからはじまって、どのように動くのか。

頭の前後左右の動きの再学習。

バーバル(ことばかけ)からボディ、ボディから認知拡大で、さしあたっての指の違和感は「気にすれば気になるけど」というところまで、軽減。あとは、様子を見て…。

まあ、布団に入ってまでのやり過ぎもまた違う意味で要注意だけど…はまってるうちは仕方ないよね、あは、気をつけておくれ、と笑ってお見送り。


「肩が下がって、楽です」とおっしゃるので、ついつい力がはいりがちなところを脱力できるようなセルフケアだけお伝えする。

先日みえた地元のミュージシャンの方もそうでしたが、指、手首肘などの地味な痛み…


オーバーユースであったにしても、そうそう休むわけにもいかず。

身体の使い方は姿勢も含めて、習慣の延長にあるもの。

「こうしよう」とおもわなくてもルーテインで使えてるんだけど、それがときどき、心当たりもないのに、なにかの兼ね合いでしっくりいかなくなることがある。それは「このまま使い続けてると…どうなんだろうねえ」という身体からのサイン。


それが本格的な不調(痛みとか、動かせないとか)につながる前に、できることがあります。

違和感の出ているところが、原因ではない…ということ、ちょっと、お気にとめてみてくださいね。

投稿者 あつこ : 19:03 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月26日

待つということ

出勤前に、黄砂でたいそうお気の毒なことになっていた自分のと父の車を洗車、からの、花の水やり。笑

去年、ウキウキしながら植えて、葉は伸びたけど花がつかずにがっかりした球根が、今年植え替えしようと掘り返すとむっちり倍以上の大きさになり、さきほど、綺麗な花を咲かせた。

時間だけが知ること、待つこと。

「待つ、という積極性を大事にする」

いつか聞いた言葉、そのときは意味がわからなかったけど、年を経て、その尊さが、すこし、わかってきたような気がする。

つもり、な、だけかもしれませんが…。

子育てに関しては、待ってるのか放置なのか自分でもわからず、これでいいの?と歯がゆい思いをした時期があったけど…。

願った花は咲かなかったけど、違った花が咲いてそれはそれでまたよい、と。笑


よい一日を。

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投稿者 あつこ : 09:17 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月22日

感謝

ここしばらく、産後のメンテナンスに伺っていた方も、本日無事退院のはこびに。

今まで当たり前のように出来ていたことを思い出すプロセスをひとつひとつ丁寧に…日に日に笑顔が増えて、できることが増えて…

「心配すれば尽きないけど、不安はかなりへりました」とおっしゃって、わたしも、ほっとしました。

おひとりめさんのお産・産後、赤ちゃんのことは多少の不安をよろこびが支えてくれるけれど、ご自分の身体の不安が多いというのはなんとも、心細くさせるものね。

エレベーターのないマンションなんで…と心配されてた、階段の上り下りもばっちり。

後ろからついて歩いても、頭がふれず、足もしっかり接地。
「あー、ほんとによかったあ」とにっこり。


最後に、研修に来てはった看護大学の学生さんたちと、和子先生と、記念の一枚。


請われてお話した、二時間ほどの、触れ方と妊婦さんの浮腫講座も、とてもよろこんでもらえてよかった。

いつか、臨床のなかでお役に立つことがありますように。


和子先生も、いつまでもお元気で居てくださいますように。


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投稿者 あつこ : 16:40 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月21日

VOYAGE.

こころもからだも境目なくもつれて困り果てて

いろんなひとに

いろんなことを言われて

ますますわけがわからなくなって

自分に怒りをむけるしかなかった

かつてのわたしのような

そんなあの人に

わたしはやっぱり

からだをつうじて

あなたは いま

ここにいる

あなたが立って歩いてきたこの脚

失ったような気がしても

いま、ほら、ここにある

からだ

それをいっしょに見つけてよろこんだあとは

また自分の脚で確かめながら歩いていく背中を見送りたい

それがやりたいことなんだなあ、と思います


わたしもまだ、長い旅の途中


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投稿者 あつこ : 16:36 | コメント (0) | トラックバック

施術雑感


「産後、こんなにつらいならもう、二人目はあきらめようかと思ってました」と、産後間なしのメンテに伺った先のママさん。

産後の回復が思うようにいかず、日常生活も赤ちゃんのことは人の手を借りて、いまは自分のことだけで手いっぱい、というところ。
真面目なママさん、そこがまた、苦しいところでもあり…。
「これ、いつまでつづくのだろう、わたしはこの先、ちゃんと子育てができるのだろうか」という不安感あり…。

痛いのは腰なので、骨盤をなんとかしないと、と思いがちですが、今触るべきなのは腰ではなくて、腰を支える脚でした。

妊娠中のお腹が大きいときの身体の使い方を産後もしていると、そのひずみは早かれ遅かれ現れます(これが原因ということではなく、ほかの、切り分けできない様々な状況のなかで、トリガーにも回復の遅さにもなる、ということ)。

彼女はそれが、とても早かったので、ショックも大きかったのでしょう。そんな言葉がおもわず出てしまうくらいなのですから。

立ちすわりの不自由さは、妊娠中や産後安静による筋力低下だけが原因ではありません。

こんな時は筋トレではなく、まず、リラックス。
安静にできるからだ、を感じてもらう。

施術者による「なおしてもらう」ものではなく、かつて、自分がしていたこと、できていたことを思い出していくプロセスを丁寧にたどる。

身体を預けれる状態を。
座った時、寝たとき、はもちろん、立った時でさえも、身体は預ける場所を求めている。

骨、は重力線上において、非常に安定かつフレキシブルなガイドラインになります。

ただ、筋緊張がつよいと、張力が邪魔をして、ガイドとなり得るポジションに骨があそびを持たず、本来の関節運動が引き出せなくなります。

ていねいに、ゆび、足の甲、足関節、膝、関節運動をひとつひとつ、、そしそれに関連の動きをつなげていく。

のちに立ち上がってもらい、あるいてもらうと、身体の真ん中に体重が乗る感じがして、力んでいた肩や引き過ぎた肘がゆるりと下に下がり、下半身に自然に重みがかかり、安定した下半身に上半身はすっと立ち上り、不安げに足もとに視線を落としていた目に光が宿る。

この日は、ここまで。
動けちゃうと、つい、動き過ぎちゃうから…。

「こんなことならもっと早く来てもらえばよかった」とおっしゃったけど、その時期その時期の段階がある。

きっと、行った日はそんなタイミングだったんだろうな。

うちなるちから、に、ただ、手を添えたい。
うちなるちから、を、知ってもらいたい。

それはだれのものでもない、ご自身が知っていたことなのだと。
ただ、忘れていた、気づいてないだけなんだと。

投稿者 あつこ : 00:01 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月18日

昨日は勉強に京都へ

昨日は京都に、ドイツのアレクサンダーテクニーク教師、シリア・ディヴィス先生の呼吸のワークショップに行ってきました。

会場は、梅小路公園の中にある、緑の館。

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その名前の通り、美しく整った公園がとなりに面し、その様子は一面ガラス張りの窓から広く見渡すことができる、心地よいロケーション。

建物をはさんで反対側の広い公園は子供たちの大好きな大きな固定遊具や、気持ち良く過ごせる花いっぱいの公園、古い市電を利活用した売店など…近隣に水族館や鉄道博物館もあり、日曜ということもあり、で、子供たちがめいっぱいはしゃぐ声も聞こえてきて…。

なんどか参加した、アレクサンダーテクニークのプログラムで利用しましたが、今回はそのなかでもとりわけ、そのロケーションが大いに生かされた、シリア先生のエッセンスとやさしく混ざり合い、広がりが身体のなかに柔らかく注がれる、美しい時間でした。

朝から敦賀は強風で、高架を走る湖西線が不安で(何度も今津などで足止めくらった経験あり)、少し早く起きて家族の食事の準備を整えてから、クルマで出発。
警報がでるほどのおおあらしは、京都に入るとやみましたが、それでも会場に入るまでは傘が必要なくらい、雨が降りしきっていました。

ワークショップの間、窓から臨む景色は、雨が急に強く降ったかと思えば明るく晴れて日差し差し込み、木々のみどりがきらめき、公園の子供たちの声、蒸気機関車の汽笛の音、全てが素晴らしいタイミングとシリア先生のことばのセンスでからだになじみ、息が深く、視界の輪郭がはっきりしていく。

時間、空間が、身体を変えていく。
施術をしていて、わたしだけのちからや知識で施術が進むのではない、いつも感じることですが、それをまた、改めて、深く。

参加者は、アレクサンダーテクニークの教師資格者の人たち、トレーニーといわれる勉強中の方々(PTさん、OTさんが多い)、一般参加者はわたしをふくめて5人ほどでしたが、後半、一般参加者がシリア先生からワークを受け、それを教師やトレーニーが見る、という学びの時間のなかで、わたしも触れていただいたのですが、なんというか、またわたしの知らない(というか忘れていた)わたしに出会えたようで、思わず笑みがこぼれました。

わたしは片方の耳の聴力がほとんどなくて、視力の差もすごく大きいので、空間のとらえ方、右がいつもどこか狭い感じがするのですが、肩から上あたりが心地よく広がり…。

さいごに、シンガーでもあるシリア先生と一緒に、ピアフの名曲(ラ・ヴィアン・ローズ)を歌ったのもここちよい時間でした。

帰りはクルマのなかに越路吹雪のCDがあったのを思い出して聴き、歌いながら運転して帰ったのですが、「シャンソンは、ここを感じて歌うの」とおっしゃった場所に、ほうっとちいさな灯りが灯るようでした。

呼吸は、その人にとって、ほのおにも、水にもなる…んだ、なあ。

「相手に触れているとき、呼吸もまた、相手に触れる手のひとつとなる」

施術者として、わたしの中の宝物がまたひとつ、増えたような気がしました。

投稿者 あつこ : 14:03 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月17日

地震情報の取り込み過ぎ注意

気圧の波が続きます。
ご無理なさってませんか?

九州、熊本の地震は日に日に被害が甚大となり…こころを痛めて居られることと思います。

わたくしは今日は出勤前、朝食のしたくをし、前日下ごしらえしていたいちごジャムを炊きながら、朝からずっとNHKのラジオ放送を聞いていました。

情景を言葉に替えてアナウンサーが伝えているのを、また、頭で情景に替える。

じかに映像を観るよりも、気持ちを落ち着けて、報道を受け入れることが出来るような気がします。

東日本大震災の時は、いろんな影響を受けすぎて、冷静でいようとするあまり、上滑りして自分のなかとそとがちぐはぐになってしまって、しばらく、生活そのものが苦しくて…。

こういう状況とは、報道や映像を過剰に取り込んでしまい、被災地にいないのにテレビで繰り返し流される災害映像を見ることで、自分も災害にあったような心理状況になり、PTSDに近い症状を起こしているということのひとつ、だそうです。

個人の感受性はありますが、不眠、気分の落ち込み、頭痛や、倦怠感、その他身体症状にたくさん表れてきます。

おりしもあすは日曜日、被害の様子が気になるあまり、ついついテレビに目をやったり、情報を追いすぎたり(TwitterやFBなどのSNSなど)すると、心身ともに影響を受ける可能性もおおいにある、ということです。

わたくしたち大人だけでなく…つけっぱなしのテレビをみるでもなく見ている、小さいお子さんとかね。

注意してあげてくださいね。

被害に遭われた方に心寄せつつ、わたくしたちは淡々と、周りの人を、ご自身を大事に…。一日をお過ごしください。

眼を閉じて、まぶたに蒸しタオルをあてる。
洗面器にお湯を張って肘を温める。
足湯をする。

などは、たかぶった気持ちを落ち着かせるのにおすすめです。

スマホは閉じてくださいね。
眼は脳の露出部。
ダイレクトに情報があたまのなかに飛び込んでくる場所です。

こころの傷は目に見えにくいものなので…。
小さなほころびが、気づいたらずたずたに…なんていうことも。

身体からのセンシテイヴなサイン、大事にしてあげてくださいね。

頭がふわふわする、地に足がついた感じがしない、眠れない、という方は要注意です。

整体や、アクセスバーズなどでお力になれる方法もあります。
おりしも、今日から土用の入り…。

ただでさえも季節と季節の移り変わりの時期、体調を崩しやすい時期でもあります。

春の土用のお話やセルフケアは、また次回に書きますね。

おすこやかに週末をお過ごしください。

17日(日)は勉強会のためおやすみをいただきます。

投稿者 あつこ : 00:04 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月07日

お花見

今日の春の嵐で、さくらは散っていくんだろうな…

わたしのなかでは、さくらはまず永建寺さんの境内のむかって右の大きな木から始まり(となりの木とはなぜかタイムラグあり)

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来迎寺さん

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梅室院さん

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あたりがお気に入りスポットです。

笙の川ぞいもきれいですね。
ソメイヨシノが終わったら、赤橋さがったところのヤマザクラが満開になるのも、たのしみです。

だいたい車を運転しながら、ながめるのがおおむねなんですが(なので金ケ崎などは毎年行けず仕舞)、今年は京都の勉強仲間に誘われて、めずらしくお花見らしいことをしてきました。

午前中2件、助産院に入院中のママと、産後1カ月のママの施術を終えて、事務仕事をしたあと、昼過ぎに敦賀をでて…

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京都の北山通の少し下がったところにある、銀月アパートメントへ。

「京都三大ぼろアパート」といわれているそうですが建てられたのは大正時代、ともいわれ築100年超?(閑静な高級住宅街の中にあるのですが、そちらはあとあと開発されたものらしく、いつごろ建てられたかはもはや知る人もなく)の風情ある建物。

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枝垂桜が見事で…。

京都の文化人が寄り、酒を酌み交わし喧々囂々と論議戦わせる(わかかりしころの大島渚監督もお住まいだったとか)、トキワ荘のような、カルチャースポットでもあったそうです。

今もトイレ、炊事場共用の、混とんとした雰囲気が魅力でした。

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そこのゲストルームをお借りして、友人たちと持ち寄りでポットラックパーテイー。
わたしは出し巻きとデザートの牛乳かん、早瀬浦の浦底が手に入ったので、焼いたへしこといっしょに持参。

鯛を一尾持ってきてその場でさばいてくださったり。

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写真撮り忘れたけど、近所のおいしいフランス料理店の美しいサンドイッチ。
おしゃれな牡蠣のオイル漬けと美しい色合いのサラダ。
おそろいのヘルメットかぶって自転車でやってきた、4歳2歳のおもろかわいい保育園児たちのママのおいしいごはん。

彼らはママの作るごはんが大好きらしく、「これ、おいしいよ、たべてみ!おかあさんのごはん、最高なんやで!うちのおかあさんは料理上手のスーパー母ちゃん!スーパーカー!」ってにこにこ笑いながら言うのがどうにもかわいくてとろけました。笑

新学期始まってまして翌日も息子は普通に学校行き、わたしも仕事なので、夜、湖西道路を飛ばして帰りました。

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良いリフレッシュの日でございました…


投稿者 あつこ : 22:32 | コメント (0) | トラックバック

2016年04月04日

さくらいろ舞うころ

今日は二十四節気の「清明」。

「清浄明潔」(しょうじょうめいけつ)
これを略したものが「清明」。

春の光あふれ、目に見えるものが清らかに明るく生命力あふれて見える、そんな季節に差し掛かっています。今日はあいにくの雨ですが、雨に「洗い流される」ような気持ちでいられるのも、この季節の清らかさを感じるひとつかもしれません。

なのに、ニュースのフィードを眺めると「月曜を気分良く迎えるためには」とか「月曜から金曜までを乗り切るためには」なんてじゃっかんブルーな記事が並びます。

月曜はいつもやってくるのに、春はそれをさらに特別なものにしてしまう何かがあるんだな、と思います。

365÷24、確実に15度ずつ季節がうごいています。

はれやかなこの季節から置き去りにされるようなこころもとなさが、そんな気分にさせてしまうようですが、じつは、私たちが地球上にいて、動き続けているから季節がめぐるのですよね。

昨日の午前中は、ちょこっとおやすみいただいて、着付けの裕子先生が定期的に京都から講師の先生をお招きして開かれている、悉皆(しっかい)のお話会を聞きに行ってきました。

着物はただ着るだけではない、おかいこさんから絹糸、絹糸から布地になり、それは母から子へ、子から孫へ気持ちを添えて支度手入れをし、子や孫は、手に触れ袖を通し、着物としての役目を終えたものはまた違う役目を得てまた土に還すまで使い切るなかでご先祖への思いを深くする…双方向に縁巡る、何の特別なものではない、日々の暮らしの先にある日本の文化(カルチャーというより、スピリット、という意味合い)であるのだなあと思いました。

悉皆、というのは「悉(ことごとく)皆、成仏す」という仏教のことばだそうです。

これからも年に数回開催されるとのこと。特に、娘さんをお持ちのお母さんがたには聞いていただきたい、知っておいていただきたい、お話です。

いただいたお菓子とお抹茶椀にも、去る季節、来る季節の狭間を感じて嬉しいひとときでした。

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「学びながら着ることに意味がある」ということば、わたしのからだの扱い方、伝え方で大事にしたいところと繋がることでもありました。

また、父がしていたあきないについて、たくさん思い出すことあり…

数年前に訳あってあきないも含めてたくさんのことを手放すことになりましたが、父があきないやお付き合いの中で、伝わらなかったこと、誤解されたままのことも多かっただろうけど、不器用だけど誇りをもっていたこと、大切にしていたことは、わたしの中でもいまも生きているんだなと感じることができた、ありがたくうれしい時間でした。

投稿者 あつこ : 11:19 | コメント (0) | トラックバック