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2016年04月27日
指1本でも、身体全体を見ます。
ツムツムにどはまり中の若い女性。
ここ最近、手の人差し指に、何かリングがはまったようなきもちわるい違和感がずっと続いてる…これ、なんとかならないでしょうか?とのこと。
膨腫感はなし。
仕事の合間、帰宅後、就寝時も布団の中でもずっとツムツム。
先に書いていただいた施術申込書の字は、かなり筆圧強い。
検査での立位体重を右にかけると、手の指もじわっと締まる。
右に長年の腰痛アリだけど、これはそんなものだから、
と、主訴にはあがらず。
うつむいてトボトボ歩く。
考えごとをすると顎が上がる。
この場合、手指はほとんど触れず、全身のバランスを見ます。
(時々、スケールテストのために指の開き閉じを何度かしていただくのみ)
からだ全体のちぐはぐ、バラバラな動きをひとつひとつ、まとめて、動きのつながりを引き出す。と、ゆびのみならず、全体が脱力。
足関節、骨盤から立ち上る脊柱の位置の再確認、横隔膜から下に伸びる脚。肩甲帯の動き。首はどこからはじまって、どのように動くのか。
頭の前後左右の動きの再学習。
バーバル(ことばかけ)からボディ、ボディから認知拡大で、さしあたっての指の違和感は「気にすれば気になるけど」というところまで、軽減。あとは、様子を見て…。
まあ、布団に入ってまでのやり過ぎもまた違う意味で要注意だけど…はまってるうちは仕方ないよね、あは、気をつけておくれ、と笑ってお見送り。
「肩が下がって、楽です」とおっしゃるので、ついつい力がはいりがちなところを脱力できるようなセルフケアだけお伝えする。
先日みえた地元のミュージシャンの方もそうでしたが、指、手首肘などの地味な痛み…
オーバーユースであったにしても、そうそう休むわけにもいかず。
身体の使い方は姿勢も含めて、習慣の延長にあるもの。
「こうしよう」とおもわなくてもルーテインで使えてるんだけど、それがときどき、心当たりもないのに、なにかの兼ね合いでしっくりいかなくなることがある。それは「このまま使い続けてると…どうなんだろうねえ」という身体からのサイン。
それが本格的な不調(痛みとか、動かせないとか)につながる前に、できることがあります。
違和感の出ているところが、原因ではない…ということ、ちょっと、お気にとめてみてくださいね。
投稿者 あつこ : 2016年04月27日 19:03
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