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2017年08月27日

「身体日和」ワークショップ第3回(弾丸ツアー終了)

着付けと日本の伝統文化を着物を通じて広く学ぶお教室をなさってる「日和荘」さんで、裕子先生からのリクエストで三回に分けて開催しました、からだのworkshop「身体日和」。

先日が最終回でした。

昨年から「からだ旅」を半年かけてやっていますが、例えるならそれを1カ月半という短期間でぐるっと見どころをまわる、オプショナルアクティビテイ付き弾丸ツアー的な感じの…。笑

オプショナルというのは、着物の所作にかんするトピックスを入れていこうと思ってはいたのですが、それについては素人のわたくしが一方的に言っても的外れになると思い、こちらから用意せずにこれは毎回その場でいただいた質問にお応えする形に。

1回めは、着付けをする際の紐を締める、指導されてる指の使い方、「こうすれば痛めません」と古来から口伝されてきたことを解剖、構造的に説明すると…答え合わせ的なお話。

2回めは着物をきて写真を撮られるときの「きれいな姿勢」のためのポイントについて、しっくりこないところが指導者と生徒の身体性の誤差が招くとしたら?という仮説を、骨盤底のしくみ(三つの穴や骨との距離感や骨盤底筋のレイヤー)を知ることでその人の中でのおさまりどころを感じていただきました。

今回は、なぜ着物の時の正座や立ちすわりの所作は、洋服の時よりも楽なのか、というご質問をいただいたので、湯文字(着物の下に身に着ける下着)や腰ひもの存在から、まさに紐解く…そんなお話につなげていきました。

当院には肩こり腰痛、婦人科系トラブルなどの方だけでなく、自転車や野球、合気道や空手、バドミントンなど、スポーツをされる方もおいでになります。

スポーツもそうですけど、着付けも、わたしはよく知らない世界ですが、「からだ」という共通言語によって、お互いにその世界のもう少し奥を知ることができるのが、面白いところです。

今回も楽しい時間となりました。

裕子先生が、1回目の話を聞く前と、3回目が終わったあとに描いた身体の絵を記事にアップしてくださっていました…。

脚は思ってるより長いんですよねえ、着物はすり足になりがちですけど、その分鼠経(目に見える足の付け根)よりも上から筋肉を使えるのですけど(いわゆる大腰筋の存在について)、それは「ある」(長さ、広さ、方向、用途)という再認知が大切で…とお話したことがからだに顕れ、味のある絵ごころはそのままに、身体の目を向ける場所、意識がまた絵に顕れるのがおもしろいところです。

身体の中のことが、ちゃんと表面にでてくる、その全体性、つながりを感じて、身体に対する興味やいとおしさが深まればよいな、と思っています。

「まだ受けてない生徒さんにも、ぜひまた機会を設けてお話を聞いていただきたいです」とおっしゃってくださいました。

うれしいお言葉をありがとうございました。

投稿者 あつこ : 2017年08月27日 16:18

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