« 冬至 | メイン | 今年も一年、ありがとうございました。 »

2016年12月26日

voyage. わたしの身体を旅する6カ月・骨盤

「わたしの身体を旅する六カ月」、今年最後のクラスでした。

身体旅 骨盤.jpg


回数を重ねるうちに参加者さん同士がお顔を合わす機会も増えたりで、なごやかな雰囲気で今回のテーマは先月からのフォローアップの骨盤。

女性のからだは、子供を産んでいても、そうでなくても(事情や選択などさまざまな理由があったにしても)、いのちをつなぐように構造がデザインされ、その構造にもとづいて機能が「女性のからだは神秘的」と言い表すほかないくらい繊細なバランスで成り立っています。

ですが、身体に目を向けることがうまく出来ない、知らない、わからない、ままでいると知らない間にその機能を手放してしまい、それが日々の体調や月経などの身体症状にでてしまったり、いざ出産という女性の一大事に、いろんな形で噴出してしまいがち。

骨盤というひとつの構造体の大きさに触れ、生殖器、泌尿器、消化器という三つの機能の違うものが、どういう形で収まり、どんなフレキシブルさで、わたしたちの日々にともに居てくれるのか…を前半に。

後半は、やっぱり生殖器系の話のほうが気になるよね、というレスポンスが多かったので、出産における会陰切開、そしてその後を「(セクシュアルな意味も含めて)感じること」から振り返れば、もっとはやくからその対策がとれるのではないかということ(かかる医療介入の是否の話ではありません)、子宮脱や臓器脱と横隔膜や呼吸の話、「潮を吹く」とはどういうメカニズムによっておこるものなのか…などなど…。

クリトリスの構造のことはペニスの構造と比べてお話すると、結構みんな「へー」って感じになりますねえ。
知ってるようで、知らないものなんですよね。

今回は医療職の方が半分、という回でしたが、いち女性としてまた違う視点から身体に目を向ける、そんな時間でありましたら、と思います。

実際に触れたり見たりして得る知識と、それぞれの感性が結びついて、みずからの身体に確かな再現性を以って現れれば、また自分の身体に対する興味がわく、という健全な方向性に進むのだろうな、そのお手伝いがしたいな、とクラスを重ねるたびに強く思います。

ご参加ありがとうございました。

投稿者 あつこ : 2016年12月26日 19:48

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tsuruga.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/2177

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)