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2016年06月28日

この時期特有のあしのだるさ

「あの、今回はふくらはぎから膝裏がものすごくだるくて…、いちばんは、エアコンが仕事場でかかり出したからだとおもうのですけど…。お風呂で脚をしたからうえにマッサージしたり、寝るときに脚を高く上げて寝たりしても、ここのとこは全然だめで…。整体に追加でオイルマッサージで足つぼ?みたいなことはしてもらえますか?」と、困ったような笑顔で話す、いつも季節の変わり目、年に4回ほど「痛いとこはないんですが、息がしづらくてだるくて」とおいでになる若い女性。

めんどくさがらずちゃんとお風呂につかり、ご自分でケアをなさってて、でも、追いつかない…。

そんならたぶん、わたしが今、オイルマッサージしても同じようなことで、せいぜい今夜いくぶんいつもより楽かな、という程度だと思うよ。

と、身体調整、とくに前からこっそりアプローチしていたO脚に目を向けてもらう。

O脚は骨が曲がってるんじゃなくて、本来預けるべき場所に体重が乗らず、ずれた張力に任せて身体を使うので、関係ないところばかり肉がついて、肝心なところが使えてない、ところにあります。

脚の付け根の筋肉はみぞおちの奥にあり、横隔膜の付け根とほぼ位置を同じくします。脚は、長いんですよね。でも、長いように使わないから短く見えたり、太ったりしてみえる。

ここがうまく使えてない、あるのになかったように使ってると、長い時間じっと立ったり座ったりするのが苦手、仰向けに寝ると腰がそってきて起床時はおろか、そうなってしまえばもう寝返りをしようが寝具をかえようが寝ることすらしんどい、ということが起きて来ます。

姿勢と呼吸は深い関係があり、切り離しては考えられない部分。

とくに土台である足、脚の位置は大きく重力にたいする身体の、姿勢と呼吸に影響します。

踵の動き、足首の動き、膝の動き、股関節の動き、確かめるように調整のたび動いてもらうと、反らさなくても胸が開き、引いていた肘がすとん、と下に落ちる。「息がしやすい」と笑ったお顔もさっきより血色よく、トボトボ…とあるいていたのが「しょっちゅう、ありえないくらいつまずくんですが、さっさと足がでます」とにっこり。さっきのとぼとぼ歩きじゃ、還流を促すふくらはぎ(第二の心臓)もさっぱり使えてないしね。なんせ、せっかくすらっとしてるのに、スタイル良く見えないって、ほんとうにもったいない。

脚、とくに膝下をなんとなくあるまま、ぼんやりとしか使えてなくて、預けどころをなくしたあまりバランスをとろうとして上半身をカチカチに固めて、息を詰めてひどくなると歯を食いしばって…肩こり、頭痛、なんて方の多いこと多いこと。

なんもしてないのに、ふつうにしててなぜかしんどいのが当たり前、なので、そういう人たちが「だるいんです」「いたいんです」っておっしゃって身体を任せてくださる時というのは、ほんとうによっぽどのことなのだろうと心得る。

使ってないのにだるい、じゃなくて、つかえてないからだるい、のだと…。

「あるのに、ないようにして(とか、コンプレックスだから、とか、こわいから、とみないようにして)使ってる」こと、ってあんがいいっぱいあって…。

ただよくいわれる「意識して」ってまず自分の身体を見ようとしてないとすごく難しいことで、いわゆる理想論や数字、データ、形だけをみた姿勢指導は人の身体を借りてきたみたいで、結局身につかない。

自分だけの身体をどうみるか…
7月からのこころみ、準備中です^^

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ほんで、変な写真なんですけどね、なにがあれって、みなさんが思ってるよりかなり上に股関節っていうのはあって、ほんで、実際のところと、なんとなく使ってしまってる場所がちがうから、お尻も垂れる、腹も出る、っていうね。もったいない。

まあ、そんな話を最近よくクライアントさんとしています。

梅雨時は、しっかり股関節を動かすと汗もでやすく。

ほてほて小股で歩いてたら、もったいないですよ。

投稿者 あつこ : 2016年06月28日 12:31

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