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2015年01月15日
理美容師さんのくふう
数年ぶりの、理容師さんのクライアントさま。
肩の慢性的なこりと、腕の置き所のない倦怠感。
腕をある方向に動かすと痛み。
「10月くらいから、あたまにのぞみさんの顔はチラチラ浮かんでたんですけど、だましだまししてたら今日になってしまいました」
運動歴や障害歴(←?ちょっと違う意味合い?笑 故障歴ですかね)などの兼ね合いで個人差もいろいろあるんですけど、立ち仕事の方は、足に由来するところ多く…
この方も大方の痛みや動作の制限は上半身を触らずとも、足の施術で改善。
あとは実際に気になるところも触って細かい調整を。
(触らなくてもいい場合もあるのですが、触られないと「楽になった」と認識できない場合もあるので、念のため…。「気」とか「見えざるもので治した」とか変な期待感を持たれるのはお互いのためによくないので…)
一番苦手な動きも、痛みは完全に0とはいきませんが、「動かしても怖くない、伸ばしたらきもちいい」ところまで改善。
痛みを怖がって動きを小さくしてしまうことが、回復を遅らせます。
あとはセルフメンテナンスをお伝えして終了。
お仕事中は気が張るなど別の意識はたらいてか、気にならないわけではないにしても忘れていることもあるくらいだそうですが、夜やお休みの日、ほっとした時など、日常生活のなかで腕の上げ下げなどが妙に気になる、とのこと。
日々の些細な動きに違和感を感じ続ける…
これって、けっこうなストレスなんですよね。
日によって波があるから、日にち薬でよくなるかなーと思って様子見ててもいっこうに…という場合、ちょっとしたメンテナンスが、快方へ向かうてがかりになる場合があります。
「整体で治してもらう」のではなく、よくなるのは、その人の持つ、治ろうとする力。
ご自身が良かれと思ってやってたこと、無意識にやってたことが、からだにとっては許容量を超えて、かえって足を引っ張っているということも、あったりします。
これも、びっくりするくらいささやかなことだったりします。
そんな「ささいなんだけど良くなるためのヒント」を一緒に考えながら、施術をしています。
ずっと、美容師さんや理容師さんが、屋内なのに帽子をかぶってるのってなんでなんだろ?とそうとうやぼちんなことを思っていたのですが…もちろん、おしゃれ、装いとしてもそうなんですけど、空調の風からお肌や目の乾燥(ドライアイ)を避けるための工夫でもあるのだそうです。
なるほどなあ。
ここ立て続けに何人かの理美容師さんから聞いたので、そういう身体の守り方があるんだなあと感心したところです。
お客様の髪に触れ、こころに触れ…よろこび多いなかにも、ご負担も多いお仕事。
身体の使い方ひとつでも、職業病といわれるようなもの、あきらめているものも改善します。
お力になれれば、と願っております。
※※こちらのイベント案内もごらんください※※
●中村伸一医師による地域医療塾第8回
「家で最期を迎えるための読書会」
●アレックス・カー氏講演会
「古民家・空き家からみる美しき日本の姿」
http://ameblo.jp/novak-nohair/
投稿者 あつこ : 2015年01月15日 16:48
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