2014年08月09日
ありがとう、さよなら。
久々のブログ更新です。
それほど忙しいというわけでもなかったのですが、頭の中のいろいろが整理できず…。
そういう時に書いた文章って、本当にひどい。笑
書いては消し、書いては消ししておりました。
昨日、空き時間に冷蔵庫を買いに行きました。
冷蔵庫がなかったわけではなくて、買い替えです。
両親が商売をしてた頃、お店のバックヤードにおいていた冷蔵庫。
わたしが仕事を始めるときに譲り受けて、たぶん通算30年ちかく使ってる1ドアの冷蔵庫。
この数年は霜の着き方半端なく、この一年は三日に一度は霜落としをするものの、気づいたらトレーから解けた水があふれ、床かべとべと…。
一日中霜取り中ってことを頭の片隅に居れていないといけないのはなかなかのストレスで…。笑
壊れたわけじゃないしな…と思いながら使い続けていたんですが、とうとう、意を決して。
わたし、たぶん新しい買い物をするのが好きじゃないんだなあ…と、思います。
新しいものを買うと「贅沢してすみません」といつもこころのどこかで思ってしまう…。
中古から使えるものを探すのが好き…。
これってなんなんでしょうね?
ただの貧乏性か…。
さっそく明日(もう今日なんですけども)届けてもらえるということで、昨日の夜、その古い冷蔵庫を掃除してたら…いきなり武者震いのような振動と、今まで聞いたことのない大きな音が…。
しばらくして音は止まり、朝見たらまたちゃくちゃくと霜を張り続けてきているわけですが。笑
当時、店舗兼住宅の、お店のほうにあって。
父が、母に怒られるくらい買いすぎたお酒しか入ってない夏もあった。
「あっこちゃん、ちょっとビール持ってきて」といわれて、店舗と家の間の扉を開けて、電気も付けず、取りに行くわたしのはだしの足のうらのひやっとしたあの感じ。
開けたドアの背中越しに聞こえる、弟たちのふざけた声。
いつもなんで弟じゃなくて、わたしにいいつけるんだ、ごはんも家族分、わたしがよそったのに。早く食べたいのに。母のおかずのにおい。おなかすいた。釣りに行って帰ってきて、真っ黒に日焼けした父。声も大きくてくだらないことしかいわなくて。みんな元気だった。
まるごともらったスイカのやり場に困って、そうだ、と中のものを取り出して、すっぽりおさまったときの、亡き祖母のにやっとした顔と、からだの割に大きかった手のあの感じ。
お中元にもらったお味がいまいちの水ようかんに誰も手が伸びず、ずっと寝かされていて、見ないふりをしていたのを奥の方から数年ぶりに取り出したのも、あの時だった。
朝方にうとうと、夢の内容を想いながら起きて、覚えていようと思いながら、でも、朝ごはんを食べているうちに、溶けるように忘れてしまっていくような…そんな、ささやかな家族の日常の思い出が、たくさんあふれてきた。
わたしは無力すぎてなにもできないまま、大切なものがなくなっていって、考えるのをひとまずやめようとおもっているうちに、そんななかにも、たくさんあったうれしいことや、たのしいこと、必死にあらがって、一生懸命守ろうとしていたことすら、そのやりかたすらも思い出せなくなっていっているのではないかというこころもとなさがこのところずっと、停滞していて。
またひとつ、なにも知らず、ただ笑っていられたことを思い出せるきっかけがなくなっていくのだなあ、と、なんだか、昔の自分の周りの風景がぼやけて消えていくのを認めてしまったようで、さみしくて、胸がいっぱいになっちゃった。
ながいあいだ、ありがとうございました。
おつかれさま。
もうすぐ電気屋さんが来るのです。
そっと、コンセントを抜いた。
投稿者 あつこ : 2014年08月09日 07:48
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