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2013年04月12日

おかあさんとよばれること

抱きなさい 子を /浜 文子 作


抱きしめなさい 子を
育児書を閉じ 子育てセミナーを欠席し

抱きしめなさい 子を
誰にも遠慮せず あなたの子を しっかりと
抱きしめなさい

抱きしめなさい 子を
母の膝が 子どもの愁いの
すべてを除く その時代に

いつか母の膝は
子の悲しみに近づけない日がやって来る
やがて母の手が
子の涙を拭いてやれない日が訪れる

きっと来る その日
子が涙を拭う手に
柔らかな記憶の手が重なるように
痛む子の心が
温かな思い出の膝に包まれるように

母よ 抱きしめなさい 子を
もう何もしてやれない日のために
抱きしめる手が 子の未来に届くよう
幾度も 幾度も 抱きしめなさい

母たちよ
やがて別れる者として
あなたの子を しっかり胸に 抱きなさい

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クライアントさんに教えていただいた詩です。
息子が「抱っこしろよくそばばあ!」と言うのを「かわいいなあ」とのんきに思っていたのですが、そのうらがわにはとてつもないさみしさがあるのだなあ、と最近おもいしりました。

身にしみます。


世界でいちばん声に出して言われていることばって

「ありがとう」
じゃなくて
「おかあさん」

なんだと、聞きました。
ほんまかどうかはわかりませんが、ありがたくうれしいことです。

おかあさん、と呼ばれていることって、ほんとうにかけがえのないことなのだととこのごろ、つくづく思います。

そして、前にも書いたような気がするのですが、子どもとの関係の中ではぐくまれていく「おかあさん」もそうだけれども、だんなさんに母ちゃん母ちゃん、なあ、母ちゃんと呼ばれ追われるようになってからの母性はまたひとつ深みを増すと思うのです。

それもまた、最近つよくそうおもいます。

投稿者 あつこ : 2013年04月12日 11:51

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