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2012年03月11日
3月11日
お天気はくずれる、との予報でしたが、なんだか拍子抜けするような晴天。
ありがたいんですけどね。
息子はちょっと体調が不安定なこともあり、昨日・今日と9時~4時の練習を億劫に感じていたらしく、雨天中止な気分まんまんで、晴天にがっくりした表情を見せましたが、お弁当に作ったフジバーグと味カツを乗せたミックスカツどんをみてすっかり機嫌が直るのをかわいいなあと思いながら見送り、出勤しました。
少しの間、院内のみどりを日光に当てようとベランダに出し、葉っぱをふき…。
息子が生まれたあと間なしから一年ほどの、当時の自分では、崖から突き落とされるような信じがたく受け止められないことがいろいろとあきらかになって、どうしようもなく精神的に参りきっていたころ、華道の心得もなく、みどりの種類も知らないけれど、こころが驚くほど花や緑に癒されることを、そのときにはじめて身に染みてわかりました。
そんなことを思いながら、あれから1年の今日のことを考えています。
何を言えばいいのか、震災直後の、はずかしいくらい上滑りだった自分を考えると、自分の(今となっては)他愛ない、被災した方と比べるべくもない喪失感と平行してまたしてもこんなことを書くのもなんだか成長がないようなという気持ちも同時にあったりもするのですが…。
かつてのわたしにとってのみどりや花がそうであったように、被災され、今も不自由な暮らしと先の見えない不安とともに過ごされる多くのかたがたに、どうぞ、ひとときでもこころ癒される時やことがありますように。
去年から縁あって学んでいるクラニオの講座の先輩?でもある、東京・練馬のてあて整体院のあら木先生が、ブログに、被災地でのクラニオのお手当てのこと、そのときに思われたことを書かれていて、わたしがことばにあらわせばまた別のことになるのかもしれませんが、うまくいえないところで共感するところの多い記事でしたので…。
承諾を得てリンクさせていただきます。
福島県の仮設住宅で浪江町の方々に施術をして来ました。
去年、東京に行ったときにクラニオの指導をしてくださった講師のおひとりの斉藤さん(おへその会の例会にきてくださったバースファシリテーターの麻紀子さん)がおっしゃっていた、
「殻を破るって時間がかかるんだよなー
めんどりみたいに、ただ黙って温められたらいいのに。
お母さんに温められた卵は、細胞分裂して、身体を作り、時が満ちると殻を破って生きていく。
冷やされた卵は動かない。
ただ黙ってそばにいて温められたら手当ても子育てもいいのにね。そのシンプルなことが難しい。」
ということばに、施術者として、また母として、寄り添い手を当てること、ただ待つことを積極性と置くことと、介入とのおりあいの難しさをあらためて思いました。
わたしはなんか、まだ「待つ」というよりも「及び腰」っていう感じなのよね。
まだまだ触れることへの覚悟が、たりないんだろうなあ。
なんだか人のことばを借りてばかりですが、そんなことを考える、3月11日です。
「10周年おめでとうございます☆」とFさんからいただいた花かご。
ご自分でアレンジメントしてくださったそうです。うれしいなあ…。
あ、まだ8周年です…。笑
ありがとうございました☆
投稿者 あつこ : 2012年03月11日 09:33
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コメント
わっっ、しつれいしました!勝手に10周年にしてしまった(笑)「早いなぁ〜10年かぁ〜」と一人で思ってたんやけど、ちょっと妄想行き過ぎてた^^;先日はありがとうございました^^またYOSA入りにいきます♪
投稿者 Fです : 2012年03月11日 15:55
こちらこそ、いつもありがとうございます!
けっこう10年だと思われてる人が多いみたいで…でも、それだけ長くやってると思ってくださる人が多いということなのかも…?
執念で10周年、がんばります☆
気になる?ヨサ&オイルマッサージもぜひどうぞ♪
投稿者 のぞみ。 : 2012年03月11日 18:50