« 瀧澤助産院でおかいもの♪ | メイン | あしたはおやすみ »

2010年04月09日

希望と書いてのぞみと読む

なんか体調悪いなあ…とか最優先ではないけど、ぼちぼちやらなあかんことがたまってきたな…と思うと不思議と引き潮のように予約が減るんですね。不思議だなあ。というわけで、バッタバタの詰め詰めだった先週に比べて、そうとうのんびりムードな今週。

キャンペーンをうったから、チラシを出したからといってたちまち何かが動くというようなおいしいはなしはまずない…自分の思い通りになることなんて、10のうち1あったらいいほう…ということに、やっと6年間でわかって来たので(遅いよ)、やらなあかんことをやる時間がギフトとして訪れたのだと思って、ごそごそとあれこれやっています。

昔は鳴らない電話見つめて、部屋の隅にうずくまって涙で床に

「 ヨ ヤ ク コ イ 」

って書いてるうちに1日が終わっていたもんです(笑)。


昨日は、ご予約がはいらなさそうだったので、午後からおやすみをいただいて、あれこれ所用をするために敦賀市内を自転車であっちいったりこっちいったり…時間があるようでないようで、助産院さんでの話は中途半端になるし、自動車学校に携帯電話を置き忘れたのを木崎の交差点で気付いて、また引き返してけっきょく2往復したり…。

そうそう、自動車学校に練習に行き始めました。

7年ぶりくらいの運転なので、ブレーキとアクセルがどっちかもわからん状態で案の定、アクセルを踏んでエンジンをかけて空ぶかしして注意され、「次右折」て言われてるのに左に指示器出して注意され、右はおはし持つほうの手、左足はブレーキ、右足はアクセル…と心のなかで指差し確認しながら、進路の確認もしながら1時間…。
なんだか頭で考えたこととそれが手に指示することが、スムーズにまいりません。
脳みそとからだが理由なき反抗をするのです。

ジェームス・ディーンか、大澤逸美かという勢いです。


というのも、今年から息子を学区の少年野球チームに入れることにしたんです。

冬季オリンピックくらいから、身体を動かしたい、なにかスポーツしたいという欲求が出てきたのはうすうす感じていたんですが、最初はクラスで1・2を争うイケメンでスポーツ万能の男子二人に誘われて、なんとなく体験に行ったら、今まで野球の「や」もいわなかった息子がどっぷりハマってしまい…毎日練習に押しかける有様…。

ここまで息子が意欲を見せるのは初めてだったので、正直とまどいましたが…なんど意思確認してもやる、といって聞かず…ここまでいくとネックなのは親の都合だけ…(苦笑)。

でも、開業してから息子のことを振り向いてやれなかった、という思い…。
わたしはわたしなりに家族のためにやらなあかんことを精一杯やってきたつもりですが、純粋に息子のためとなると、どうなの?というのをこのところの息子の生活態度や勉強に取り組む姿勢の希薄さのなかでかかわり不足をひどく痛感することも多く。

まあ、いつも痛感してたんですが…先日も家を飛び出していったまま夜8時くらいまで家に戻らないことがあったり、家でも荒れまくったりで…驚いたり心配する気持ちに、時間のなさ、自分の余裕のなさが混じって、きつい叱責になってしまうのが常ですが…ゆっくり息子の想いに添うと、考えは幼くて甘いんだけど(笑)、甘ちゃんなりに我慢をしていたんだなあ、許容量いっぱいいっぱいだったんだなあ…という反省や、いよいよ、引き返せないところまで来たな、という想いがこのところ強かったんです。


こないだ、息子を連れて大阪に行った時、まったくわたしの都合で連れて行ったにも関わらず、「楽しかった!」を連発する息子に驚いてたら、友人が「ママがこころから楽しそうにしてるから、息子くんも楽しかったんだと思う」って言ってくれて…まっとうなことをいってくれたんだけど、ほんとうにそれに気付けてなかったんだな!って、すごく心にしみて…。

今まで仕事をする分、両親にかける負担が多かったから、最低限の息子の用事と仕事関係以外の自分の私用は申し訳なくて控えていたけどそれでも、自分のことを優先してることのほうが多かった、と思う。

I`ve been a victim of a selfish kind of love でした。

敦賀に帰ってきて7年、年を経ることに楽になるどころか、わたしだけのちからでは抗えないようなことが上積みされてきて、正直こころが折れるような毎日ですが、無理のない程度に自分も大事にして、それ以上にもっと息子のために生きよう。と今更ながら思っています。

Take a look at myself,and then make a change.です。


これから土日は、毎週弁当作りになりますが…なぜかちょっと、楽しみな自分がいます。

普段は暗い顔をしている両親が、うれしそうに息子のユニフォーム姿を写真におさめるのを見て、何を以って親孝行とするのか、自分への問いかけはこれからも続きますが…。

息子の成長は、ただひとつだけ確実に、家族の希望になる、って、やっと思えた。


Man In The Mirror

投稿者 あつこ : 2010年04月09日 15:23

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tsuruga.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/1215

コメント

子供にスポーツをやらすのは親は本当に覚悟が必要だね(笑)
毎週のおにぎり作りもいや~になる。
でもね、子供が試合でヒットを打ったとき、いいピッチング(ピッチャー希望なので)したとき、子供はとってもいい顔をする!!
スポーツをするって絶対、将来に繋がると思う(思いたい)。
スポーツしてる子は親とかかわってる時間が長いからいいよって言われたことがある、本当にそうだと思うんだ。
のぞみちゃんも、息子ちゃんとの時間がちょっとでも増えるといいなと思います。
車の運転もがんばって!
行動範囲が広がるし、息子君の笑顔ももっと増えるかも!
お互い長い野球生活になりますが、がんばろうね。
のぞみちゃんもグローブ買わなくっちゃね♪
でもね、家で野球のことで怒るのはやめましょう(笑)

投稿者 たまこ : 2010年04月12日 10:28

おたまちゃん。

色々と相談に乗ってもらってありがとう。
結局、自分が制限かけてたんだなーって改めて思った。

いつも「息子ちゃんとの時間がちょっとでも増えるといいなと思います」と書き添えてくれてて、ありがとう。やっぱり、そこが一番大きかったです。


そうそう、いろんなことをまとめて怒って、本人はナニを怒られてるのかわからず右から左へ受け流すのはずっとそうだった…。
せめて野球のことで怒るのはやめます…(笑)。

でもこないだも練習の時、守備中ひとりで草を根からむしってほかのとこに植えなおしてて、チームメイトに「もっと一生懸命やれ!」と怒られたらしい…(呆)

変なおとなたちの価値観の中で生きてきはったので、不器用で知恵も回らないのにいちいちめんどくさがって、要領よくやりたいという横着なところがあって…(でも逆に遠回りで空回り…)。

コーチや監督の話を聞くのはもちろんだけど、それよりも周りのチームメイトの一生懸命さやひたむきさから、子どもらしい何かが学べたらなあと願ってます。


そうそう、キャッチボールできるくらいにならないとね。

投稿者 のぞみ。 : 2010年04月12日 19:59

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)