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2008年03月26日

ほんとうはわかってる 二度と戻れない うつくしい日にいると

昨日は、卒園式で1日お休みをいただいていました。

朝起きてすぐ、息子に布団の中で「あーちゃん、いそがしいのに今日はおやすみしてくれてありがとう」といわれて、すでに涙、涙…。

式では自分の息子だけではなく、毎日の送り迎え(迎えはあまりいけませんでしたけど)や行事の中で会う、クラスメメイトたちのたのもしい姿にまた涙、涙…。

見守ってくださった先生方の想いをうかがってまた涙、涙…。


泣き過ぎあーちゃんでした。
(まあ、朝からそんなんで泣く気もまんまんだったので、化粧も眉毛と口紅だけ…)



昼からは、近所の公園に自転車の補助輪をはずして自転車の練習。

遠い昔、かつてわたしも父にそうしてもらったように、後ろを持って支えて走り…。
そんなことを繰り返して、2こぎが3こぎ、3こぎが4こぎ…と少しづつできるようになり…。

もう、あとちょっと…というところなんですが、こけるのを怖がる本人のからだの緊張がじゃましてるなあ…という感じでした。

そこへ、現れた男の子。(「おれもこないだ卒園式やった」というのでたぶん同じ歳くらい)体格は同じくらいですが、息子のより小さい自転車を、補助輪なしで器用に軽快に走ります。

息子がたがいちがいに片足をつきながらヨロヨロ走ってるのに併走しながら横目で見ていた彼、

「かるーく。かるーくこいだらええんやで」

と、カンタンなアドバイス。

「かるーく」
「かるーく」
「かるーく」

とふたりで大声でいいながらこいでるうちに…スイスイスイ…。

あっというまに公園に併設されたグラウンドを横切っていました。

あとはゲラゲラ笑いながら(まあまだ息子のほうがおぼつきませんが)、二人で公園の外周の舗道をくるくる競走するのをながめるばかりのわたくしでした。

こうやって、少しづつできることが増えて、わたしの手から離れていくのかなあなんて思うとまた涙、涙。

子どもの成長というのは少しづつ手を離していくことなんだなあ…と思いました。
そして園長先生が式のおわりにおっしゃった、「手からは離れていきますけれど、目は離さず、1日10分でもいいですから、ちゃんと向き合う時間をつくってくださいね」という言葉も、また思い出しておりました。

まあ、帰りはポートンでなんか買ってくれ、買ってくれないということは、おれの卒園を本当はめでたいとか思っとらんやろうと歩道で大の字になって泣いてごねて毒づく息子を「嗚呼…おめでたい男だとは思ってるけどな…」と苦笑しつつ途方にくれながら息子からとび蹴りを喰らい、手の甲をひっかかれ、こちらからは拳骨を2・3発お見舞いし、大喧嘩して帰ってきました(笑)。

それもこれも、後になって、ひとりでぼんやりおもいだしてちょっと笑ったりするんだろうなあ。

投稿者 あつこ : 2008年03月26日 09:03

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コメント

時々、読ませていただいているのですが、
母としての愛がたくさんつまった、温かい内容、
面白い文章にホッとさせられています。
気分的には東京タワー読んだあとの清々しさです♪
これからも楽しみにしています

投稿者 さくら : 2008年03月28日 23:09

さくらさん。

コメントありがとうございます。
楽しみに読んでいただいているんですね。

東京タワーですか…ベストセラーになるでしょうか(笑)。

更新は気まぐれ(最近はちょっとやらなあかんことをする気が起きず鬼更新)ですが、またお立ち寄りください♪

投稿者 のぞみ。 : 2008年03月29日 17:19

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