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2005年06月10日

無視したい、蒸しと虫。

関東・甲信越地方の梅雨入りが発表されました。
来ちゃったよ。北陸も間もなくなはず。

お風呂の脱衣場でナメクジを踏んで足の小指と薬指の間に挟まったり、深夜の台所でゴキブリと鉢合わせしたりということがふえ、いよいよ…と思っておりましたが、来てしまいました。
ていうかどんな虫屋敷やねん、我が家…。

店舗のほうはまだ大丈夫っぽいですが、なぜかダンゴムシだけは果敢にも玄関から中央突破を試み、見つけるたんびにナウシカ気分で「王蟲、森へお帰り」と呟きながら土のあるところに還しています。


気象庁の梅雨入り宣言を待たずして、交通事故後のムチウチ経験の方が首や肩の重みやそれにともなう頭痛、スポーツなどをされていた方が昔捻挫したとこがシクシクと疼き…という症状を持ってみえることが増えてます。

毎年のいま時分は『おつらい方にはいつもの何割増しでおつらい時期』なんですが去年~今年の異常気象の影響か、今年はその傾向が早く「今年はちょっと違う、これってトシのせい?それか、なんかなってるんやろか」と危機感・恐怖感を訴えられつつ、原因を追求したくておいでになることが多いみたいです。
「なんかわからんけどしんどい」のって、すごく負担ですよね。


『梅雨時期の不快・苦痛に感じる諸症状』の原因は、冷え、そして湿気です。
冷えで筋肉がこわばり…というのは冬でもあることですが、この時期厄介なのは、湿気。
湿度を伴った冷感は、体内の奥深くまで浸透します。(冷湿布はその特性を生かしたものです)

そして、湿度は血液の粘性を高めます。わりと健康な方でも湿度の高い日は身体が重だるく感じるものですが、それは血液が体内をさらさらと流れないからなのですね。
ムチウチや捻挫など、筋肉がこわばる、ちぢみやすい症状をお持ちの方はことさら、です。


身の置き所のないつらい症状に対し、強い刺激は禁物です。
ご自身の簡単なケア法としては蒸しタオルでの温法。
患部(不快な場所)に3分、両肩甲骨下、骨盤より少し上の腎臓裏あたり(冷えのきつい方は疲れるとこのあたりがだるくなります)に3分。濡らしてよく絞り、電子レンジで1分半チンして簡単に作れます。

それから足浴(足首の内くるぶしから4指分くらい上の場所に『三陰交』というつぼがあります。市販の足湯器では、なかなかそこまで浸からないんですよね。最低でもそこまでは隠れるほどお湯を張ってください。)、あまりポピュラーではありませんが、手浴で手首と肘をぬくめるのも、首や頭痛に効果的ですのでお試しくださいね。コレ、7~8分。左右差があれば色の薄いほうを後2分ほど追加。10分は超えないようにしてね。

蒸しタオル温法、手足浴いずれも、濡れたところはよく乾いたタオルでしっかりふき取ってくださいね!
タオルを替えて、軽く擦る(乾布摩擦)も効果を高めます。


おつらいところが多いと、自分でなんとかしようと思ってもなかなか気力が追いつかなかったり、義務感でがんじがらめになりがちです。
まずは、整体などで人の手を借りて「気持ちの余裕づくり」をしてみるのも、いいと思います。
後は、前述したみたいな方法で、できることからとりあえず。

運動だけが、全てじゃないこと、覚えておいてもらえたらウレシイです。

投稿者 あつこ : 2005年06月10日 15:16

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