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2018年02月27日

夜よ、明けるな

土曜の夜は、ル・サンオンズであったフォークシンガーの友部正人さんのライブに行っていました。

おしらせいただいて、まさか敦賀で友部さんのお歌が聴けるだなんて思ってなくて、震えるくらいびっくりして…。
ずっと楽しみにしていた、友部さんのライブ。
数日前から、そわそわが止まりませんでした。

今、の息子とのあれこれについて、おりおり耳を傾けてくださっていた、オーナーの志郎さんが「吉川さんに、この曲を聴いて欲しかったんだよね」とおっしゃった…

―――――

 だが君は帰って来ない  夜道を僕は帰ってきたのに
 君の窓明かりは消えたままさ 月はあんなに明るいのに

 翼もないのに飛ぶこと覚え 夜の物干し台にたたずんでいる
 命がけで飛ぶつもりなら 夜よ、明けるな 君のために

       「夜よ、明けるな」

思春期の息子と、親の物語。
志郎さんファミリーの、今は成人された息子さんとのエピソードにも重なる曲なんだとか。

わたしと友部さんの曲との出会いは、矢野顕子さんのカヴァーアルバムに入っていた「愛について」。

母と子、そして遠く離れた地にいるはずの(かつての夫であり父である)男の人生が一瞬だけ交差するストーリー。

何度も何度も…本当に何度もいろんなことを思いながら聴いた曲です。


志郎さんが「自分のことを歌ってるんじゃないかと思ったことが、よくあった」とおっしゃっていたけど、いろんな人の人生、それぞれのストーリーにそっと寄り添う詩を紡がれるすばらしい歌い手さんだなあ…と思います。

詩集を求めて、サインをいただいた。

握手をして、胸がいっぱいで「素敵でした」としか、言えなかったけど…。

たいせつに読みます。

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投稿者 あつこ : 2018年02月27日 21:43

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