« アクセスバーズ® ワンデイクラス敦賀のおしらせ | メイン | ありがとう、12年 »

2016年02月16日

「三寒四温」の「寒」のほう (2日目)

14日、バレンタインデイはお正月ぶりの1日おやすみをいただいていました。

美浜での上映のときはタイミング合わず、観にいけなかった「ある精肉店のはなし」。
越前市で上映があるというので観に行ってきました。

わたしは、小5の冬に敦賀に越してくるまで京都の南の方の市営住宅を転々として暮らしていました。

ふいに肌で感じるオトナのタテマエとホンネを、不思議に思ったり、自分のことじゃないのに静かに傷ついたり、な、こども時代でした。

「お肉屋さん」についても、ちょっと、思い出すと苦しいというかなんともいえない感情がこみあげる出来事があり…

そんなこともあって、今回はなんとか、観たいなと思っていました。

今回は主催の方が「食といのち」からの切り口でのご紹介だったので、「わかりにくいという感想がありまして」という前置きで食肉の流通についてなどのお話があり、それはもし聞かなければもっと視野の狭いところで勝手に重く暗くみてしまうところだったかもしれません(若い女性監督のまなざしは、やさしくみずみずしいものでした)が、この映画の見方に奥行きがもたらされ、ありがたかったです。

屠殺場での最後の仕事からさかのぼって、精肉店の家族と地域の、一年間の記録は、淡々と、丁寧で、だからこそ、いろんな受け止め方ができるのかなあ、と。

食べることも、仕事をすることも、ひとが生きることも、かわりにいのちを落とす家畜たちも、みんな、暮らしの中にある。

冒頭、牛のひたいをハンマーで一撃し、解体していく様子が映されますが、素手で行われ、確かめるように手を置いたり、一呼吸置いて刃物をあてられる姿は、「祈り」のように思いました。

DVDも出ているそうです。
食といのち、歴史と生活…子どもさんたちにも見てもらいたいな、と思います。

12742123_1021937061234533_5880414929681807053_n.jpg

上映会があった会館の近所の、かこさとし絵本館。
息子が学童野球をしていた時、近くの野球場に時々遠征があって、通るたび「行きたいなー」と思っていたところ。
あいにくの荒天で、そとの広場はよく見れませんでしたが、なかはだるまちゃんや天狗ちゃん、かみなりちゃんなどが居て、絵本もいっぱい!しあわせでした。

緻密なのに、ちょっと抜けた感じが魅力のかこさとしさんの絵。
二階には原画も展示されていて、うれしかったです。

春の嵐、雨の8号線はだだ混みでちょっと疲れましたが…よいおやすみになりました。
道路の温度表示は17度!なんて時間帯もありましたが、それで二日後の雪…。

体調管理には気をつけて。
入浴、睡眠、腹八分めで…^^

投稿者 あつこ : 2016年02月16日 12:51

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tsuruga.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/2071

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)