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2015年09月19日
ひさしぶりに布なぷの話し
ヨサフェイシャルの、フェイシャル施術を担当してくださってる正本さんと、こないだうちあわせをしていたとき、「そういえばさあ、最近よく頂くご質問なのよね、吉川さんは、なんて答えてます?」と聞かれたこと。
うん、うちでもときどき、あります。
「布ナプキンがなんかいいらしいって聞くんで、初潮がはじまりそうなうちの娘に使わせてみたいなっておもうんですけど、どうなんですかねえ…」という、おかあさん。
こういうお問いかけをくださるおかあさん…
だいたい…
ご自分は使っておられない。
んですよね。
なので、お嬢さんに使ってもらいたいとちょろっとでも思わはるんやったらまず、おかあさんがちょろっとでも使いはじめてみなはったらどうですか?とお話します。
おかあさんが使っている姿が、生活の中に、自然にあること。
使っていることで、会話のきっかけになる、ということ。
第二次性徴のきざしが見え、こころもからだもすこしづつ成長するとき。
「血が出る」
「なんか、はずかしい」
聞いてはいたけど視覚から入る鮮烈な衝撃やとまどい。
「痛い」
「なんかしんどい」
今までなかった、身体からのサイン。
「女の人が赤ちゃんを産むということにとって、とても大切なことなのよ」っていわれても、まだピンとこないお年頃のお嬢さんが、その身体の変化とともになんとなく、自分の身体や月経に対してネガティブな印象を持ってしまうこともあるのは仕方のないこと。かつてのわたくしたちも、そうであったかもしれません。
だから、おかあさんが自然に、それを引き受けているのをみる、ということに意味があると思います。
布なぷ使えば、たちまちハッピー!お悩みスカッと解決!っていうような期待には添えないかもしれません。
どうしても、たちまち冷えがなくなる!とか、痛みがなくなった!とか、ついついそういう「効果」的なものを求めてしまい、それを評価にしてしまいがち。
布なぷはそういうマジカルなものではなく、自分の身体に愛着を持てる、女性の身体のことについてきらくに話せる、「お道具のひとつ」と思って使い始めてもらえたらといいなと思います。
手間をかけたものほど、しだいに愛着がわく…
これは女性が、母性につながる本来持つ特性のひとつではないかと思います。
自分を大事にする、周りを大事にする…そんな感性を育むひとつのツールとして、お嬢さんに。
そして、まだ使ったことのない女性にも「月経前、月経時の嵐のようなからだと心のゆらぎなどで表現される、その繊細な感覚に対してサポートするために、選択の幅を広げるひとつのツール」として、伝わっていったらいいなと願います。
「洗うのがめんどくさい」と思うこともあってもいいんです。
布なぷ使ってても、痛みのある月も、不正出血のあることもあるよね。
「なんか思ってたのと、聞いてたこと、期待していたこととはちょっと違うんだけど」ということがありつつも(わりとおおいに…笑)、いい意味で補って余りある魅力が、それぞれにもたらされるからこそ、こうして、爆発的にではありませんが、すこしづつ女性に受け入れられているのだと思っています。
ケミカルなナプキンが、わたしたち女性にもたらしてくれた自由や安心感は大きい。
正直、ダイオキシンが…経皮吸収が…って怯えながら、布なぷを手に取って、「これが正しいのよね?」と言い聞かせながら布なぷを続ける必要はないと思ってます。(わたし自身、お伝えする中で悩み、紆余曲折ありましたが、今はこの考えで落ち着いています。)
それでも、生理中でも快適にすごせるやん、身体が楽なら、きもちも楽やん、と思える一つの手段として布ナプキンやワックスという選択もあるということ、お伝えできたらいいなと思っています。
投稿者 あつこ : 2015年09月19日 06:47
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