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2015年04月03日

「おむすびワークショップと地球暦シェア会」、無事終了

「おむすびワークショップと地球暦シェア会」、無事終了いたしました。
参加してくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

前の日は大雨、そして翌日の雨風の日のはざまにあって、ほんとうに不思議なくらいの晴れやかなひよりに恵まれた佳き日に、開催できました。


参加してくれた藤本よしこさん(よんよん)が「こんなことをめったにしない吉川さんがするんだから、これは絶対なんかあるに違いないと思って来ました(笑)」と言ってくれた通り、ふだんはなかなかアクションが重たいわたくしですが、そんなわたくし自身もびっくりのスピードで、この日を迎えました。

三月二日に、月と暦のマタニティサロンという催しが、大津市真野浜でありました。
真野はわたくしが初めてひとりで暮らし始めた場所。
前日の一日にあった、地球暦の催しは、時を司どるお宮、近江神宮。

近江神宮は、結婚して息子を産んで移り住んだところのすぐ横。お宮参りに行った場所でもありました。
そして、翌日三月三日は息子の誕生日。
二日のマタニティサロンでは、吉川敦子achikoさんという全く同姓同名の方(火を使って踊りを捧げる人)にも出会いました。

それまで全く知らなかった地球暦が、縁あってこうして手許にとどき。
その美しさに魅了され、もっとお話を聞きたくて、そのあと、今回お呼びした小野容子さんに会いに、朽木の山深い木立の中の集落に行き、彼女の解釈による地球暦のエッセンスを注いでいただいて…敦賀に来ていただくお話をして、このたびの地球暦のお話会の運びになりました。

10人いれば10通り、それ以上の解釈があるといわれる地球暦のお話ですが、わたくしは、仕事柄ということもありますが、身体もまた小宇宙と称されるように、「きまりごと」という共通点があると感じました。

それを、今回は午後の、容子さんによる地球暦のお話につなげていこうと思いました。

身体の構造というおおむねの人が共有できうるきまりごと。
そして、日々の、気候や見たもの聞いたもの、人間関係、さまざまな刺激に反応して、揺らぐコンディション。

そのふたつのはざまで、わたくしたちは「自分」というアイデンティティーを生み、保っていると考えます。

外からみた姿だけでなく、その人のうちなる、物事へ向き合う姿、いずれも「姿勢」と呼ぶように。

今回は、段取りの関係で時間も限られていましたので、地球と共通する身体の中に頂く球体、「頭」にフォーカスして、ご自身のなんとなく持つ「頭のイメージ」と、きまりごとである「頭の構造」を結び付けるワークをしました。

「感じないもの」は「ないもの」としてとらえがちです。

一般化、マニュアル化されたよくある教科書的な「正しい姿勢、身体の使い方」というものは、頭で理解したように見えて、身体がなかなか受け入れがたそうな様子をするものです。

「わたしの中に必ずあるもの」=「骨」を、そこに「ある」とイメージしてみると、その人が自ら発動する、その人にとって使いやすい、オーダーメイドな「からだの使い方」が発生します。

今回は持参した頭蓋模型を見てもらいながら説明しました。
(本当は等身大の骨格模型を持ち込みたかったのですが、助手席に彼を乗せてシートベルトして8号線を走る勇気はわたしにはありませんでした…笑)

頭だけにフォーカスすると、頭を軽く感じられるようになるものの、それだけではふわっふわになるので、そこから身体につなげていくワーク。

大まかにからだの構造を説明して、内なる「ある」ものに意識が向くだけで動きがかわるのを感じる。からだに立体感が生まれる。

肩、胸、おなか、骨盤から脚への流れ、そして足首とからだをスキャンするようになぞっていくと、身体の中を貫く重力を感じて、からだが安定するのがわかります。
大地への安定感と、天空へのびやかな頭部へのつらなり。
重力とその反作用で立っていられること。

わたしたちは立っているのではなく、大地に支えられていると感じること。
それだけでも「頑張って立つ」ことしか知らなかったからだが、ゆるやかに力をほどき始めようとします。

それはあたらしいわたしとの出会いのようであって、かつて力んで立つことなんてしらなかった、子どもの頃のなつかしいわたしとの再会でもあると思えたなら、思い出したらまたいつでも出会えると思えたなら、なんだかすてきだと思いませんか?

おむすびワークショップについては、このイベントページの告知に書きましたので…長くなるので割愛します。なかなかいい文章だと思うので、よかったら何度でも読んでね。笑

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容子さんのお話は「いやー、わたし、めずらしく脱線しなかったわあ!」と自画自賛しておられました(笑)が、本当にたくさん引き出しがある方。

「根っからの理系、物理少女」だった容子さんの絶妙な語り口に、みんな大爆笑したり、うんうんとうなずいたり。容子さんファンを一気に作って、さっそうと滋賀に帰って行かれました。また、コラボしたい!

暦だけでなく、母親としての話、女性としての話…。

人生は選択のくりかえし、迷い、なやみ、揺れることの繰り返しだけど、そのなかに偶然も必然もあることを思い知らされ、それをいつしか縁と呼び、それに救われ励まされてわたくしたちはまた歩けるのだろうなと思う。

暦という「きまりごと」が揺らぐわたしたちのそれぞれの羅針盤となりますように。

片付け終えて見る空にぽっかりと浮かぶは、満月に至る14番目の月。
きっとみなさんも見上げてるだろうなと思いながら、帰路につきました。

「正しく強く生きるとは、
 銀河系を自らの中に意識して
これに応じて行くことである」

宮沢賢治『農民芸術概論綱要』

滋賀よりお話に来てくださった容子さん、参加してくださったみなさん、かしこくおかあさんを待っていてくれたこどもたち、本当にありがとうございました。シャボン玉、楽しんでくれてよかった!

参加を検討してくださってたみなさん、またぜひご一緒しましょう。

会場を貸してくださったR空間工作室のみなさん、いつも本当にありがとうございます。
おかげさまで、いい場になりました。


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こどもたちがつくったアートがどえらいROCK!
しびれる!笑

投稿者 あつこ : 2015年04月03日 20:35

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