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2015年03月30日

きのめどき、かわずのめかりどき

木の芽どき、という言葉がありますね。
草木の芽吹くころに、頭痛やのぼせ、めまい、目の奥の痛みやまぶたのけいれんなどを主に、身体、とくにあたま周りの不調がでたり…メンタルな不調がでたり…。

言動が怪しくなるにいたる人を見ては「木の芽どきですしね」と言うてうなずきあったりしてみたりするものです。

英語でも「スプリング・フィーヴァー・spring fever 」という言葉があり、それは春の熱、という直訳した限りでの身体表現のみならず、春の物憂い様子やけだるげな感じを表すようです。

気温気圧の寒暖差などで、体調を整えにくいこの時期でもありますが、そのいっぽうひどく眠くてたまらないのは身体の補完作用と言いますか、この時期だからこその多量の休息・睡眠の積極的な必要性を、あらがえない圧倒的な眠気やだるさで身体が伝えようとしているのかもしれません。

この時期の俳句の季語に「かわずのめかりどき」という言葉があります。

「めかる」とは「妻狩る」の意で、蛙やその他の生物が相手を求めて鳴きたてたりすること
をいい、それが転じて目借りと書かれたそうです。

春、土から這い出してきた蛙は横に目がついてちゃんと前をみることがままならぬために、人の目を借りようということになり、拝借されてしまった人々が、眠くてたまらなくなるという江戸時代の小噺もあるそうです。

目は脳の一部であり、唯一の露出部。

デジタル化した近代、江戸時代よりもはるかに常にいろんな刺激にさらされ、その刺激は神経系統をかいして身体への影響、不調のトリガーになりうると考えてもよいかと思います。

このごろ、すっきりしないなあ…と思われる方。
どうぞ、カエルに目を預け、早目にスマートフォンやPCを閉じて、どうぞ、早めにお休みになってくださいね。

ちょいちょいいただく質問ですが、ずきずきと拍動を伴う目の奥や頭の痛みには目を冷たいおしぼりなどでしっかり冷やす、ズーン、ドンヨリとした頭の鈍重感には水分を多めにとって温めてみてくださいね。


それでもどう体勢を替えても寝づらい、枕やマットを替えてもうまく眠れない…という方に、呼吸運動を誘導しておだやかにからだをゆるめる身体調整を得意にしています。

いつものお布団が吸い付くくらいふかふかに感じる身体に。
どうぞご相談ください(^^)

3月のデトックスフェイシャルキャンペーンは明日までとなりましたー!

投稿者 あつこ : 2015年03月30日 16:43

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