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2015年01月26日

肌に触れるものは、できるだけやさしく。


「皮膚は原初、脳であった。」
皮膚は、その状態を自らモニターしながら、知られる生理的な機能のみならず、音や光、色にまで反応して独自の情報処理を行い、その影響はひとのこころやからだにまで及ぶといわれています。

「皮膚」という人体の中で最大の臓器が持つ多様な感受性に対し、「心地よさ」をただただ受け取りつづける工夫をしていくことが、身体全体を見ること、冷えとそれにまつわるマイナートラブルの改善につながる手立てのひとつとも考えます。

秋冬は寒さに向かう中で、「内にこもる感じが苦手」とおっしゃる方もおられますが、見方を変えれば、自分の身体に目を向けやすい時でもあります。

締め付けないもの、やわらかいもの、あたたかいもの。そして、かわいいもの、きれいなもの、産地が安心できるもの。
価値観はそれぞれですが、ご自身を大事にしたくなるような、目に肌に触れてより心地良いもの探しをていねいになさってみるのもおすすめです。

そういった想いから、当院では、益久染織研究所の布ナプキンとともに、靴下シリーズ「あしごろも」、腹巻やレッグウオーマーなども、併せてお取扱いしています。

「100年無農薬の自然栽培綿を糸車で紡いだ益久染織研究所の手つむぎ糸。その糸はとてもやわらかく切れやすいため、日本に数台しかない稀少な古いイギリス製の編み機でゆっくり編み上げられます。

スピードはくつしたですと一日50足つくるのがやっと。
また、一部のくつしたは、人の手でつま先をはぎ合わせています。
綿を育て、糸を紡ぎ、1足のくつしたが編み上げられるまで、たくさんの人の手しごとが関わっているのです。

この手間ひまが生みだすもの、それは綿が本来もっている力を最大限に引き出すこと。ふっくら空気をたくさん含んだ手つむぎ糸は、伸縮性、吸水性、保温性に富み足元の蒸れや冷えを防ぎます。」(益久染織研究所HPより)

繊維の刺激に敏感な方にも、「こんなのはじめて」と喜んでいただいています。
風雨から大切な種子を守る布団の役割だった綿に、ふんわりやさしく包まれる、大地に大事な自分を守られるようなその感覚を布ナプキンやくつしたで、どうぞ味わってみてください。

投稿者 あつこ : 2015年01月26日 21:50

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