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2011年02月09日

妊婦さんの施術とか

今日の午前中は、おひさしぶりのYさん。

ヨサにいちどき集中して通われてた方なのですが、この頃どうされてるかしら?と思った頃に、整体のご予約を頂きました。めでたく妊娠、ようやく安定期にも入られてぼちぼちお腹が…ってところで、腰の痛みでご来院でした。

おなかの大きな妊婦さんのからだの状態がどうなっているかというと、骨盤が前傾した状態になっている、ということは、その立ち姿をイメージすればお分かりいただけるかと思います。
骨盤が前傾するというのはつまり、股関節のおさまりが浅くなった状態。
いわゆる、「骨盤が開く」という状態です。

でもその姿勢がまた、出産のために適した姿勢でもあったりするので…じょじょに、その体勢に移行していくわけですね。

Yさんは、立ってても座ってても、なんだか落ち着かないような、気が張った印象。
ちょっと高めの施術ベッドに腰掛けてもらうと、足先はつかず、膝下は開放されてだらんと下に落ちるのですが、Yさんは膝下がきゅっとちぢこまり、かかとが膝よりもかなり後ろに引いています。

もちろん、膝下がそういう状態ですから、腿からでん部にかけての接地面もすくなく、やや前のめりで膝をきちんとそろえて「ちょこん」と座っておられる感じでした。

仰向けに寝ていただくと、腰が反り、反った緊張感と、寝返りのたびの違和感…。
こういう方は、膝を立てて、そっと腰を浮かせてもらうと、痛みを自覚されます。


腰に痛みがあると、腰が悪いと思ってしまいますが、かならずしもそうとは限りません。

立ち居地からの膝のポジション、肘のポジションを確認して、仰向けでぺたりと寝られるように調整、立位・座位での重心と、動作で痛みが出ないことだけ確認して、「気にすればなんとなく気になる」ところまで自覚が減ったので、終了。また、なんかあったら来てくださいねとYさんの癖と、それをリセットするのに日常生活で気をつけていただきたいことをお伝えして、雑談をしながらお茶を飲んでお見送り。

雑談もやっぱり来たるべきその日に向けての不安要素まんまんなあれこれをお聞かせいただき、「のぞみさんのときはどうだったですか?」って色々聞かれて思い出してみるのですが…もういろいろと忘れてしまったなあ。自分のときはどうだったかなあ。


たぶん、もう、子どもを産む機会はないと思うけど…薄らいでいく記憶をさかのぼっても、妊娠生活はもっと「ああしたらよかった」「こうしたらよかった」という思いはあります。

別に子ども産んだら大変やからそれまでにどっか行きたかったとかそういうことではなく、もっと妊娠中の、自分自身の身体を味わいたかったということです。

あわわ、話がすっかりそれてしまいましたけど。

まだまだ、妊娠中はカラダをあれこれしてはならぬ…と痛いのを我慢しておられる人も多く。
もちろん、強い力で押したり揉んだりはあきませんけど…こんな感じで、施術しています。

投稿者 あつこ : 2011年02月09日 15:44

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