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2009年02月11日

わたしはあなたの今この瞬間しか知らない

カップル de ヨサのクライアントさんのあとに急遽入った産後数日の友人のからだの調整をして、お見送りしてからヨサの洗濯物の洗濯機あがり待ちです。そとは雨。雷が鳴り、ときおりあられも混じりますが、真冬のそれとは違い、とがった雨の中にまろやかに柔らかい雨粒が混じり、だんだんと春の雨やなあ…と耳を傾けています。

息子はコタツで寝たらしい。2階の部屋は布団が敷けないほど恐ろしく散らかっているらしい。あーあ。


歯の矯正や、ハードな部活動での故障など、長年にわたってこまかく補正が入ったからだへのアプローチ。ゆがむのには理由があって、あらゆる能力を総動員してゆがんだなりのベストなバランスを一瞬一瞬を切りとるように積み重ねて、あるものは名残を残しながら、あるものは潔く、消えていく。
そこにからだのインテリジェンスを感じずにはいられません。

一本の鉄の棒のようにぴんと1本で立てればいいのですが、からだは構造上そうはできない。
ざっくりとしたあそびを持つ大きな軸を手のひらで感じるとき、それはすり鉢の中にすりこ木をあてる、すりこ木のてっぺんと、先のあの動き、その真ん中にある木の質感は関節なき骨の関節運動にも似た質感に似ている。
その軌跡すべてが軸なんだな、と、思います。

あと、ビンのふたを落として、それが縁取りを追いかけっこしながら、わわわわわわわわわとだんだん床に近づいて、最後に床にぴたんと臥せってからもしばらく残る、わわわわわの音。あれもそう。

そして、常に揺れる大きな軸のなかに、まっすぐ通っていくものの影響の強さとは。今日はそれに驚かされながら、なんだか書かずにはいられませんでした。


すべてを識りながらも物言わぬゆかしいからだの知性を感じたとき、ゆがんでるのが悪い、ゆがんでるから悪いっていう先入観をどう手放してもらうかを代弁するよう託されたような、そんな気がします。


楽しいけど、むずかしい。むずかしいけど、楽しい。


投稿者 あつこ : 2009年02月11日 22:39

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コメント

久しぶりに拝見させてもらいました。
こわれそうなくらい繊細な状態に感じたのですが…。
お身体崩されないように気をつけてくださいね。
なんとなく気になり、書き込みさせて貰いました。
ジャッジし過ぎかもしれないですね。

投稿者 yuji : 2009年02月15日 07:40

ゆうじせんせい。

おげんきですか?ご無沙汰しています。

わたしは大丈夫ですよ。ご心配ありがとうございます。
春はいろんなものが行きつ戻りつしますねえ。

投稿者 のぞみ。 : 2009年02月16日 15:00

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