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2009年01月01日

向き合わず、寄り添う。

ほんとは、年の終わりにしっとりとちょっぴりハートウォーミングなことでも言うたろかと数日前から目論んでいたんですが、あわあわと仕事納め、今日は三方の温泉に久しぶりに(1年ぶりくらいかな?)行って雪を見ながらのんびり露天風呂につかり、帰宅してささっとそばを食べ、息子の「しゅうちしんとえぐざいるになったら起こして」という頼みを聞いて紅白を見ながらぽたぽた焼きなんてばりばり食べつつまったりしていたら、息子はなぜかこうだくみでむっくり起きてきて、無言でじーっとテレビを見つめ、羞恥心よりもアンガールズや小島よしおが出てきたのに喜び、その後のエグザイルはあまりノリノリじゃなくて残念だったらしく「もう寝る」と布団に入り、除夜の鐘の話をしたら、「そんならおれは108を3の倍数と3の数だけアホになる感じで数えるわ!」という煩悩たっぷりの企てを生暖かく見守っていたら、あっけなく年明け…。(そして息子も18ぐらいで撃沈)

はい、おめでとうございました。


クライアントさんから「こないだすべらない話のスペシャルを観てたら、合間のCMに渡哲也のお酒のコマーシャルが流れて、うのに書いてたのぞみさんが渡哲也に新幹線の中で会った話を思い出して、一人で思い出し笑いしてしまいました!わたし的にはのぞみさんのが一番すべらない話でした(笑)」というメールをいただいて、なんだか嬉しかったです。いや、芸人的にってことではなく、思い出して笑ってもらえたってことにです。


あのエッセーにも書いたんですが、「ふっ」と緊張が緩む、抜ける瞬間」を思いながら、整体の施術をし、エッセーやブログを書いています。

以前のエントリーにも書いたことですが、無意識下で脳が『快』と判断する、よくなろうとするところに対して、そのスイッチをいれるために、わたくしの整体という仕事は、気配をひたすら消してクライアントさんに種まきをし続けること。

1対1という形のなかにあるもの、そしてその先にあるものをこのごろ、強く想います。
1対1の仕事だからこそ、その先につながるものはとてもひろいひろい世界なんだと信じること。
対峙するのではなく、ひろがりゆくものをイメージして、今年も施術をしていきます。

そんな覚悟もないくせに、「あなたのからだに向き合います」だなんて、軽々しく言っていた、何年か前の自分が恥ずかしい。

「なんかよくわからんけど圧迫感があるんだよねえー、まとわりついてくるんだよ、のぞみさんは」って、指摘されたのもうなずけることありありなので…モア・透明化!ムーチョ・透明化!

気がついたら、なんか前よりもしんどくないなーって感じでいられるように、クライアントさんにとって透明人間のようであれたらいいなあと思います。

といってもただぼさーっとしているわけではなく、今年も、よく学びます。
そして、縁あって関わらせて頂いた人の御身体によりよい形で、わたくしのベストを提供していけたらと思います。

「肩こりがしんどすぎ」「生理はつらいに決まってる」「なんでこんな腰痛いの」って、いわれなくからだを憎む人が多い。

いっしょに、からだを面白がりましょう。
面白がってるうちに、ぼちぼちいとしく思えてくるかも。

ことしもよろしくお願いいたします。

投稿者 あつこ : 2009年01月01日 00:19

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