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2008年04月09日

大人になれば

いよいよ1年生です。
泥縄だったカッターシャツもギリギリでやまおかにすべりこみ購入(そしてブイマートの中のやまおかは9時までやってますよと教えていただき愕然)、ひとりジャニーズのステージ衣装風着こなしの憂き目にならずに済みました。


片思い中の女の子とも同じクラスになり、帰宅後じんわりと喜びをかみしめる息子さんでした…。
彼女とはずーっと保育園で一緒だったのですが、年長さんになったあるとき、急に赤い実がはじけてしまったようです。

「笑顔がすき」

なんだそうです。だは。言うね、ニャロメ!(照)
ラブレターをあげたり、あれこれちょっかいを出したり、ストレートに「結婚してくれ」と言ったりしているみたいですが、あっさり「大人になったら考える」とクールにあしらわれているようです。


昨日から新学期。
はじめての学校は「たいくつ」だったそうですが(笑)、そういうこともあり(というかそれに尽きる)機嫌よくいってくれているので、母はひとまずはほっとしておりました。






息子がこれからお世話になる小学校はわたしの母校。
といっても、小学校生活三校めの転校の、最後の一年なので、あまりたくさん思い出も記憶もないかもと思ったのですが、ピアノが流れれば校歌の歌詞もほぼ間違いなく頭に浮かぶ、中庭のウサギ小屋は物置になっていて…飼育係だった6年の夏は、穴を掘って脱走するウサギとの格闘だったこと、それから廊下に昭和○年度卒業制作という形で貼りだしてあった七宝焼き(?)もどれをつくったかすぐ思い出せました。オレンジのダリヤ。

敦賀に引っ越してきてからの小学校高学年~高校卒業くらいまでは自分との戦いといいますか、思春期特有の単純なことを複雑にしてしまいたくなる頃というか…今になって振り返ってみればなんてことないと思いつつもなんかあまり変わってない自分も居たりで、ますますしょっぱいものがこみ上げてくるというか…そんな感じなんですが…(笑)。


ひさしぶりに学校のにおいをかいで、ふと、小学校2年で京都の向島というところに転校してすぐ、知り合いも誰もいない中で、担任の先生がこれまた強烈なおっかなーいおじいちゃん先生(にそのときは見えた)で「もうどうしよう…」と身をちぢませながら、すこしずつまわりになじみはじめた5月頃に、学級便りにわたしが書いた詩を載せてくださったことを思い出しました。

自分の詩はどんなことを書いたのかまったく記憶にないのですが、

「あつこは なにも言わない子だけれど

頭の中には 無限の世界がひろがっている

その世界を言葉や絵で ぞんぶんに表現することを止めないで」

というようなことをかいてくださって…。
そこから自分が少しづつ出せるようになったような気がします。




「じじごん先生」と呼ばれていて、ちょっと苗字は思い出せなかったのですが、そうそう山内光夫先生。
すごく独特な感性の先生で、学校の講堂の建て替えのときの工事用の外壁に大きな壁画を描いたり、教科書はほったらかしで、谷川俊太郎さん(だとあとになって知った)の詩をからだいっぱいで表現して読んでくださったり…。よく「ガオー!」って吠えてはったのが印象的(笑)。
怖かったけど、大好きでした。

転校してから、福井にゆかりある方だったと両親からきかされました。
小浜の方だったとか?
校長先生になってもいいくらいのキャリアの先生だったそうですが、現場にこだわっておられ、ぎりぎりまで担任をもたれていたそうです。


卒園式は涙、涙でしたが、入学式は、あんがいそうでもなく?いろんな想いめぐる一日でした。


投稿者 あつこ : 2008年04月09日 08:51

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