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2007年03月12日

世界の中心でキビシー!とさけぶ…

今、建物の目の前が下水工事をしており…じゃっかん入りにくくなっておりましてご迷惑をお掛けしています。

じつは…スタッフが事故に遭いまして…。

で、ちょっと落ち着いた先週から施術をしているのですが。

彼女もスポーツトレーナー・元陸上選手で身体のことは心得ているので、
今の身体の感覚を上手に伝えてくれる分、とてもやりやすかったりします。

片手で支えないと置き場のない左腕、肩の抜けるような重たさと痛みをまず、小指だけで取っていくと…
「あ、肘までがつながった」
続いて腕と関係ある薬指。
「あー、だんだんあがってきてますね…」

後は椎骨間をゆっくり探り、回旋でのひっかかり。
股関節がつっかえて邪魔をする…みたい。
左足の、外反気味の親指を修正してもう一度回旋。
「あ、股関節は大丈夫!」

でも、今日はここまで。
股関節は事故以前からなので…様子見。

腕の重たさは?
「まだ若干…痛みは大丈夫やけど…重たい感じが少し」

そしたら…
身体をこっちのほうにねじって…
で、右手を上げて…
頭の後ろに回して…
左耳をつまみます。

で、ああして…こうして…くりかえして…(企業秘密)


「これって…?」

そう。

キビシー!
キビシー!.jpg


「ななななんですかこれ?」

キビシー!療法。

「なんですかそれ(笑)   …あ。重さ取れました。」

べつに、ふざけてるわけではないんです。
筋肉が…とか骨が…とかツボが…っていうのももちろん大事なんですが、人の身体は1枚の皮で覆われています。そういう部分に目を向けてやるのも、身体から痛みを逃すひとつの方法だったりします。
(あと、ちょっと笑かすのもとても大事)

まあ、初めておいでになった方にこんなことしたらドン引きされるので…彼女にだからためらいなく出来ることだったりするのですが。ふだんはごくまじめにカンタンな骨格の仕組みやら筋肉の話しやら、痛みの受け取り方の変化などの説明ををさせて頂いて、再来院のめやすをおつたえしている次第です…。


ま、こんなセルフケア(?)などいろいろもまじめに(やや半笑い気味で)おうちでやってくれて、あわせて何度か施術をするうちにだいぶしんどさは減ってきてるようです。
よかった。彼女にはせっかくの東京でお仕事されていたころの知識や技術をもっと生かして…これからはヨサだけじゃなくていっぱい一緒に頑張っていきたいと思っているので…。

そういうわけで、一時ヨサの方のご予約も取りにくい日がありましたが、また来週くらいからはお時間など融通が利きやすくなります。ので、どうぞよろしくおねがいしますね!

このDVD(解剖マニュアル)の1巻目の冒頭…提供されたご遺体をグリッと医療ナイフで皮を剥いで行くのですが…ハンガーポールにひっかけられた皮膚は本当に全身タイツのようにすっぽり1枚でした…。

投稿者 あつこ : 2007年03月12日 11:05

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コメント

グンター・フォン・ハーゲンス 先生の解剖のDVD持っていらっしゃるんですね。
人体の不思議展の先生ですよね。
指から治すの面白そうですね。
今度はのぞみ先生にいろいろ教えて貰わなければ・・・。

投稿者 ゆうじ : 2007年03月12日 22:29

ゆうじさん。

指は、りきみを取るのに有効だと思います。
○○動物に見立てて…というのはなんにでも応用が利きますね。

キビシー!は、一分法とか、フラメンコ療法の応用です。よい気づきをありがとうございました。

昨日は施術の合間に、来る途中に文具店で買ってきてもらったペン2本で実験してみたのですが…「うわー!ねじっても背中も股関節もぜんぜん引っ張られない!」「前屈でどんどん前に倒れる~!」「痛みが消えたー!」「200円で、どうよ、これ!」と大爆笑でした。


治るのをあきらめている人に、「クララが立ったわ!」みたいなきっかけ作りに、こういう、持続性はないけど一発で度肝を抜くやり方はすごく有効ですね。

投稿者 のぞみ。 : 2007年03月13日 09:57

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