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2005年08月01日

かわいく、つよく、うつくしいひと。

この土・日はおやすみをいただいて東京に勉強にいってました。
帰宅後、ネットのアクセスカウンタを見てたら、いつにも増してご予約欄の検索が多くございました。
また、お電話でもお問い合わせ頂いていたようでありがとうございます。
勉強してきたことはきちんと整理して皆様にお還しできますよう努めますので、よろしくお願いいたします。


土曜日、勉強会は昼からだったので早めに敦賀を発ちまして、東京現代美術館に『ねむの木のこどもたちとまり子展』を観に行ってきました。
この展示があるのを、上京の数日前に知り、どうしても行きたいと思ったのです。

宮城まり子さんについては、女優であり、肢体不自由児療養施設『ねむの木学園』の設立者であること。
作家の吉行淳之介さんと、籍を共にせず生涯のパートナーシップを結ばれていたということ。
…というごく一般的な知識しか持ち合わせておりませんでした。

この催しを知ったのは、たまたまつけた早朝のニュースの1トピックでした。
その映像の中で生徒さんがものすごーく細かい絵にひとつひとつ彩色をしている横でパレットを支えながら、じっとその様子をみつめるまり子さんの姿がとても印象的でした。

その生徒さん(やましたゆみこさん)の絵をみたくて、それを一番の目的にして行ったのですが、原画は思っていた以上に大きく、そしてとても細かく書き込まれた線に色彩があふれ、近づいたり離れたりしながら、ずっと見入ってしまいました。


『障害者が描いた絵をみた』というと、すこし緊張してなにかええコメントをせなあかんような、そんな感じですが(不愉快に感じた方がいらっしゃったらごめんなさい、ちょっと語弊はあるのですが、敢えてこういう言い方をしています。ご理解ください)、そんな上っ面なことはほんとにどうでもよくて、ただひとつひとつの絵に圧倒され、添えられた宮城まり子さんのことばに胸をうたれました。

会場にもあたたかいエネルギーが満ちて、いつまでもここにいたい、ずっと眺めていたいような気持ちでしたが、昼からの予定が入っていたので今回展示された絵を集めた画集をもとめました。
会場の一番奥には宮城さんが座っておられて、サインを頂いたのですが、わたしの前に並んでいた年配の女性が、「わたくしは淳之介先生の大ファンで…」と声をかけられたら、サインの手を止めて「そうでしょ!独り占めしてごめんね!」とにっこり。「だって、あんないい男、他にはいないもの!」と片目をつぶって微笑まれる姿のチャーミングなこと!
わたしも握手をお願いしたのですが、握っていただいた手に添えようと思って両手を出したら、ダンスをするように両手を握り返して手をぶらぶらされてしまいました(笑)。

また幸いにも、ねむの木の生徒さんたちのミニコンサートを聴くことが出来ました。
その歌声の、またうつくしいこと!
気持ちの奥の力の抜けなかったところがみるみるほどけて、恥ずかしいぐらい泣いてしまいました。

アンコールはバッハベルのカノンに、詞をのせた歌。
この曲じたいとても好きだったので、うれしかったです。また、聴きたいなあ。

投稿者 あつこ : 2005年08月01日 18:41

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コメント

のぞみさん、こんばんは。
青山の勉強会お疲れ様でした。
 東京まで行くなんて、すごいですね。頭が下がります。
青山のオフィス、ときどきあそこにいくと、
指針を習い始めたころの緊張感がもどって、きて、なんか引き締まるんです。
 また、よかったら、一緒に勉強会しましょう。

投稿者 稲村@京都コンディショニング : 2005年08月06日 21:53

いなむらさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
行ってきましたよ。青山。

いつものことながら充実の内容で、1週間たったいまも、ちょっと考えてみるだけで頭の中がほかほかです。身体中の穴という穴から湯気が出ています。大変だ。どうしよー。

また、ご一緒できたらしあわせですー。

投稿者 のぞみ。 : 2005年08月06日 23:26

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