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2007年07月01日

し て み た い

平安時代より伝わる、ある療法が有ります。

この療法を現在受け継ぐのはごくごく少なく、そのなかでも師でもある父上から5歳より口伝・手伝・体現のみで英才教育をうけ、今はとある地方でひっそりと市井に潜み一治療家として施術を行なっているとある先生のもとへ、その療法の存在をしった一部の治療家がその技・からだの見方をつうじてその奥にあるものを得るべく研鑽を続けている…というじつにじつにマニアックな療法。


遠路より毎月かの地へ足を運び、その技を満身創痍になりながら身につけようとされているお仲間の整体師の先生が、師匠さんより勉強会の開催を認められたらしく、このたびわたしも(何回かちょろっとデモンストレーションを受けてそのすごさは感じたりしていたのですが)その末席に加えていただくご縁を預かり、先日東京に日帰りで行ってきました。


こんなことかくとものものしい感じですが…面白かったです。

瞬時の再現性が高く、目の前で身体が変わるのが、触り手にも受け手にも体感できる。
今回は本当にきほんのきほんのき…にも満たない、導入の部分からのみでしたが、それでもわかる。

ただ、足関節のある部分を持っているだけで、ズイーと身体の中心が引っ張られる感覚。
息が深くはいる。空間が広がる。

瞬時に。


最近のわたしの施術は、「まず赤ちゃんのように体幹での呼吸が出来るようにすること」を見どころと言うか中心にすえている(もちろん、あわせて取るべき痛みをとるのはもちろんです)ので、なんというか手を触れて待つ…という時間が増えています。
クライアントさんに「…あの…なにか気を送ってるんですか?」とか「祈ってるんですか?」といぶかしげに聞かれるのですが…違います(笑)。ただ、待ってるだけです。

クライアントさんの呼吸が深くなる瞬間が来るタイミングはそれぞれなんですが、これについてはちょっといいヒントを頂いたような感じです。この療法そのものは奥が深いので、まだまだご開帳にいたるにはわたしの中でも折り合いがつくまでは無理だと思いますが、教えを受けながら、学びを得ながら少しづつ日々の施術の中で感覚を高めていけたらいいなあと思っています。


この療法を本格的に受けた後に、好転反応(中途半端なマッサージを受けてもみかえしが来たイイワケみたいなそんなんじゃなくて、嘔吐とか、嵐のような下痢したりとかのもっと身体の大掃除的なもの)が出るというのは、ストレスだらけの現代の中であえて鈍化することで自分を保護しているバリヤーのようなものをあえて脱ぎ去るということで、よっぽど自分自身の身体と向き合おうとするこころのありかたがまず出来てないととうていムリなんやろなあと思いました。

ほんとのデトックスは『変わらなければ』という覚悟がいりますね。

何をおいても自分次第なんやなあ、と改めて感じました。


しかし、自分の中での空間が広がる感覚、息が広がる感覚というのはなんて心地がいいんでしょう。

空に手が届くんじゃないかと思った。


帰りの夜行バスまでの時間を、先生方にお付き合いしていただいて(ほんとにありがとうございました!)、居酒屋でデモンストレーションを受けたのですが、○○を使った遠隔治療は酔っ払っていたせいかなにが送られてるのかさっぱりわからなかったです…が、こっち帰ってきてからたまった仕事をやっつけるわご予約はきつきつだわであまり寝てないんですが異常に快調なので効いてるのかも(大笑)。

投稿者 あつこ : 2007年07月01日 03:29

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コメント

アレは遊びです。笑うところですが・・・○○は非奥義なので書かないデー(笑)

投稿者 松田かたこり。 : 2007年07月02日 00:55

かたこりさん。

きゃーすみません。伏せました(笑)。

投稿者 のぞみ。 : 2007年07月02日 01:16

伏せる前に読んじゃいましたよ~
興味津々です(笑)

投稿者 チロ : 2007年07月03日 13:09

チロさん。

ああー読まれてしまいましたか(笑)。

こないだはだんなさんの頭痛を足の指の股からちゅうーっと抜き取って「魔法使いやー!」とおひねりのことばをいただきましたが…。なんか、そんな感じであやしい技が増えております。

投稿者 のぞみ。 : 2007年07月04日 19:58

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